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「ヨーロッパのクルマづくりの造形の巧さを感じる」アウディe-tronのQ4とGTをスバルの前デザイン部長・難波治教授が語る


スバルの前デザイン部長で現在は、首都大学東京で教鞭をとる難波治教授が、ジュネーブ・モーターショーを取材。デザインチェックと写真撮影をおこなった。第五弾は電動化を推し進めるアウディのe-tronの2台を取り上げる。e-tron GTとQ4 e-tronである。




COMMENT &PHOTO◎難波 治(NAMBA Osamu/首都大学東京教授) まとめ◎MotorFan.jp編集部

e-tron GT

 アウディのブースに来ています。e-tron GTというショーモデルがあります。




MF:これは、LAモーターショーでワールドプレミアされたアウディスポーツが手掛けたモデルで、2020年後半に発売予定だそうですよ。e-tronですから、もちろんEVです。

 これはセダン型のGTです。これ、すごくいいですね。


 スタンスをしっかり見せようという造形、その造形の組み立てを視覚的も見せようとする有効なモチーフ、この両方を使って明確に自らを示しながら、しかも絶対的なスタンスがすごくいい。もちろんショーモデルですから、全幅は相当あるので、スタンスがいいに決まってはいるのですが、その手法というかアーキテクチャーの作り方というか……これがすごいですね。とっても新しく感じます。




 モチーフを多用することを、じつは僕は嫌っていたのです。でも、e-tron GTのような見せ方は、悪くない手だと思います。グラフィックで見せるというのではなく、それは強調するために使う。力強くてすごく男っぽくて、アウディが持つ、少しソフトで女性的な柔らかさみたいなもの、グッと引き締めるクルマが出てきた感じがします。


アウディの新EVコンセプト、Q4 e-tronが登場【ジュネーブ・ショー2019】

Q4 e-tron

 その隣にあるQ4 e-tronも同じように非常にしっかりしたスタンスを見せる造形をしています。




MF:このクルマは、ジュネーブが世界初公開です。こちらもEV。サイズは、全長×全幅×全高:4.59m×1.90m×1.61mです。幅はともかく、比較的コンパクトです。




 スクエアな感じは崩さず、いたずらにいろんなところを小さく倒したりせず、一日の長を感じるというか、やっぱりヨーロッパのクルマづくりの造形の巧さを感じてしまいますね。造形でここまでしっかりと差を付けられてしまうと、やっぱり強いですね。そう思いました。

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