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そう遠くない未来。クルマがEVになっても「エモーション」はあるのだろうか、求めていいものだろうか


EVは出力特性も違うわけだから、自動車とは言えないのではないか。ハイブリッドカーに至っては一台のクルマを走らせるのに二つのパワープラントを持つなど、効率化どころかむしろ無駄なのではないか。筆者自身かつてはそんな風に思っていたものです。しかし、乗ってみるとどうでしょう。クルマってトルクがモノを言うんですよね。


性能面においては。あの走り始めた瞬間に最大トルクを発生するモーターの特性の加速の心地よいこと。やっぱり触れてみないと分からないのがクルマ。それはEV、HVになっても同じことなのだなあと痛感しております。


電気自動車はエンジン音がしない



なんだか、少し前までは電気自動車にシフトしていくことは「魂を売ってしまう」ことのように思っていた節があります。その一つにはエンジン音がしないということもあったのかもしれません。でも、モーターの音はしますね。まさにこれからのモータースポーツとも言えるでしょうが、フォーミュラEのマシンなどを観ていても、高周波の音がするものです。しかもそこそこ大きな音がします。


エンジン音とは全く異質です。知っているものの中では最新鋭モーターですから無理もないのですが、最先端の新幹線を彷彿とさせます。


一つだけ言えることは、決して、無音で静寂ではないということです。しかし野太く甲高い内燃機関のクルマが発するそれとは全く異質だったりもするものです。また、アイドリング時の音というのはないかもしれません。でも、そんな様には何か、未体験の異様な凄みさえ感じたものでした。


あんな雰囲気は、それこそ未体験の感覚につつまれます。あの音を聞いた後、かつて第一回のラ・フェスタ・ミッレミリアで、カーナンバー722のメルセデス・ベンツ300SLRを初めて目の当たりにしたときの衝撃を思い出しました。優美なデザインのマシンが発する、けたたましい轟音。あれにもある種の想定外の異様さがあったものです。


ずっと昔のマシンではありますが、少年だった筆者にとって初めての体験だったという意味では、個人的には未知との遭遇だったのです。あれと、フォーミュラEのマシンの高周波なモーター動作音で駆け抜けていく様、ピットでのスピードの割には物静かなレーシングマシンがむしろ放つ、凄み。既成概念からすると相当に異様であるさまは、どこか符合すると感じたのでした。


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