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健大高崎・仲本暖が“千手観音投法”で5回1失点 センバツ投げ抜いたWエースはベンチ外


渋川青翠対高崎健康福祉大高崎 先発し5回1失点でゲームメークした高崎健康福祉大高崎・仲本(撮影・佐瀬百合子)

<春季高校野球群馬大会:健大高崎4-2渋川青翠>◇27日◇準々決勝◇高崎城南球場

今春センバツで初優勝の高崎健康福祉大高崎(群馬)が27日、春季群馬大会準々決勝で渋川青翠に4-2で勝利した。Wエース不在のなか、センバツベンチ外の仲本暖投手(3年)が先発し、上下と投げ分ける“千手観音投法”で5回4安打1失点と結果を残した。

チームは選手層強化のため、センバツを投げ抜いたWエースはベンチ外に。仲本は巡ってきた登板機会で自己最速の145キロを計測し、青柳博文監督(51)から「ゲームをつくってほしい」と託された思いにしっかりと応えた。

投球に緩急をつけるため、今年2月から下手投げを取り入れた。6対4の割合でスリークオーターとアンダースローを使い分けて、140キロ台直球と76~90キロ台のスローカーブを器用に操った。

大黒柱のWエースは2年生。仲本は「(センバツでは)悔しい思いをしたので。3年生も投げられることをしっかり見せたい」。最高学年として腕を振り、ベンチ入り候補として名乗りを上げた。

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