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「ネコの日」にちなんで、世界の「猫にまつわる民話」をお届け!


今日2月22日は「ネコの日」。猫グッズを身につけたり、猫カフェを訪れたり、飼っているネコちゃんに特別なごちそうをあげたり……と、毎年この日を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。

数千年前から人間に飼われてきた歴史を持つネコ。その謎めいた仕草、不思議な行動は、古くから「占い」「天気予報」などに用いられてきました。

さらに、夜行性であることから「魔物」「魔女」などと結びつけられ、時に迫害された歴史があるのもご存じのとおりです。

今回は、ネコの日にちなんで、世界の「猫が登場する民話」をご紹介します。

世界じゅうの民話や伝説に登場するネコ。日本では空前の猫ブームに!

世界じゅうの民話や伝説に登場するネコ。日本では空前の猫ブームに!


歌い踊るネコ? クマから人を救ったネコ?

まずご紹介するのは、日本の民話。

「猫の踊り」または「猫浄瑠璃」などと題されるお話をご存じですか?

長年にわたって飼い馴らしたネコが、まるで人間のように歌ったり踊ったりして、飼い主を楽しませるように。

それをうっかり他人に話してしまった飼い主が、たいへんな目に遭うのですが……この先はぜひ、調べてみてくださいね。

アイヌの人々のあいだにも、ネコにまつわる民話がたくさん伝わっています。

「山に狩りに行った人が、クマに襲われそうになった時、ネコが飛びかかって助けてくれた」

「家族をなくした人間の子どもを、ネコの夫婦が人間に化けて育てた」

……こんなお話があるそうですよ。

インドに伝わるのは、ネコとトラが登場するこんな物語。

あるところに、何でも知っているネコと、身体は強いけれどおつむは単純(?)なトラがいました。

賢いネコはトラに色々なことを教えますが、木登りの方法だけは教えなかったのだとか。それで、トラにつかまることなく助かったのだというのです。


ネコはいつ顔を洗う? ノアの方舟とネコの秘密?

ネコがえさを食べた後などに、いわゆる「顔を洗う」仕草をしているのを見かけますよね。

その仕草の由来を教えてくれるのが、ブルガリアに伝わる民話です。

ある時、スズメをつかまえたネコ。さあ食べよう、という時に、賢いスズメがこう言いました。

「すぐに食べたりして恥ずかしくないの? あなたのお母さんはちゃんと顔を洗ってから食べていたよ」

それを聞いて、そうか顔を洗おう、とスズメを押さえていた前足を離してしまったネコ。スズメはそのすきにサッと飛び立ってしまいました。

ネコは悔しがって、それからというもの、まずは食事をしてからゆっくり顔を洗うようになったのだとか。

「ノアの方舟」が流れ着いたとされるアララト山がある、アルメニア。

方舟の上でライオンがくしゃみをしたところ、鼻の穴からネコが飛び出しました。

「だから、ネコはライオンに似ているんだよ」……この民話はそう締めくくっています。

ネコが「顔を洗う」のは、スズメがきっかけ?

ネコが「顔を洗う」のは、スズメがきっかけ?


金運をもたらす? それとも、やっぱり……?

フランスには、全身が真っ黒なネコは、そのネコを大切に扱う人に「富をもたらす」という言い伝えがあるのだそう。

たとえば、誰かが一夜にして大金持ちになり、その理由が定かでない時など、「きっと黒猫を飼っているのだ」と言われたのだそうです。

一方、ドイツでは「一本も白い毛がない」真っ黒なネコは悪魔とされました。

なんでも、そのネコを売って手に入れた銀貨は魔法の力を持つ、とされたのだとか……。

同じヨーロッパでも、真逆の言い伝えがあるのが面白いですね!

このほかにも、ネコが登場する「ことわざ」「伝説」「民話」などが世界じゅうにたくさん存在します。

ネコにちなんだ本を探して、読書を楽しむ「ネコの日」もいいかもしれませんね!

参考:日本民話の会/外国民話研究会編訳「世界の猫の民話」(三弥井書店)

「真っ黒なネコ」の意味も、土地によってさまざま

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