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今日の為替市場ポイント:米長期金利反落でドル買い縮小の可能性


*08:23JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利反落でドル買い縮小の可能性 16日のドル・円は、東京市場では151円12銭から151円43銭まで反発。欧米市場では151円43銭から150円29銭まで反落し、150円77銭で取引終了。本日17日のドル・円は主に150円台で推移か。米長期金利の反落を受けてリスク選好的なドル買い・円売りは縮小する可能性がある。

米財務省が11月16日公表した9月の対米証券投資統計によると、外国勢の米国債保有額は7兆6050億ドルと、8月の7兆7070億ドルからやや減少した。日本の保有額は1兆880億ドルと、8月の1兆1160億ドルから減少。中国の保有額は7781億ドルまで減少し、2009年以来最低水準。報道によると、ニューヨーク地区連銀高官であるロベルト・ペルリ氏は米国債市場について、「不安定な動きが出ているものの円滑に機能している」、「国債利回りは金融政策に対する見方の変化ではなく、経済見通しの不確実性を反映して上昇している」との見方を示した。中国が米国債の保有額を減らしていることについて米国側は特に懸念していないようだが、アラブ諸国など主要産油国も米国債の保有を減らす可能性がある。このため、米政策金利の引き上げが終了しても米国債利回りの動向については予断を許さない状況が続くとみられる。

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