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ABS、HHI、KSOEがグリーン水素製造と炭素回収・貯留で連携



極めて重要な脱炭素技術の開発の加速化に向け、COP26で画期的な発表

スコットランド・グラスゴー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)では、ABS、現代重工業(HHI)、韓国造船海洋(KSOE)は、世界的な持続可能性の意欲的な目標を支える脱炭素技術の開発に向け、2つの画期的な共同開発プロジェクト(JDP)を発表しました。



このJDPでは、炭素排出量の正味ゼロを達成する上で極めて重要な2つの技術、すなわちグリーン水素製造と沖合の炭素回収・貯留(CCS)に取り組みます。


ABS、HHI、KSOEは、2025年までに施設を設計・建設するための重要な第一段階として、沖合プラットフォームからのグリーン水素製造のための技術指針を共同で開発します。この技術指針は、世界的なグリーン水素経済の成長に必須の貢献を果たす生産設備の開発を促すものです。


本プロジェクトでは、海水の電気分解を利用してグリーン水素を生成します。その後の段階では、ABSの設計基本承認(AIP)や全体設計承認を含め、エンジニアリング開発から工事までを支援する可能性があります。


2つ目の沖合炭素回収JDPでは、沖合貯留用二酸化炭素注入プラットフォームを対象にHHIとKSOEの設計によるAIPを取得することを目的としています。このプラットフォームは、2025年から毎年40万トンの二酸化炭素を回収・液化して貯留することができるように設計されています。


今回の発表は、グラスゴーで開催されている2021年のCOP26に合わせたものです。COP26では、世界的な持続可能性の意欲的な目標や炭素の回収・利用・隔離を支えるグリーン水素の可能性が議論の中心となります。グリーン水素とは、再生可能なエネルギー源のみによって生み出された燃料のことです。現在、この方法で製造されている水素燃料はわずか1%に過ぎません。


HHIのシニアエグゼクティブバイスプレジデント兼最高技術責任者(CTO)を務めるWon Ho JOOは、次のように述べています。「私たちは、沖合での脱炭素化に向けて、グリーン水素とCCSプラットフォームに道筋をつけるために当社の専門性が活用されることをうれしく思います。HHIグループはESGビジョン『ブルーを超えてグリーンへ』に沿って、持続可能な未来のための継続的な努力を約束していますが、これらのプロジェクトはその一環です。HHIグループはまた、市場をけん引するための新たな価値の創造を推進し、GHG排出量ゼロを実現したいという顧客の要望に応えていくことを約束します。」


KSOEのキム・ソンジュンCTOは、次のように述べています。「これらの沖合での革新的なグリーン水素とCCSプラットフォームでJDPを獲得できたことは、大きな意味のある技術的な節目となります。KSOEは、自社開発のモデルが世界の脱炭素化の取り組みに貢献できると考えています。また、二酸化炭素とグリーン水素の双方について、全体的な価値連鎖の開発も準備しています。近い将来、私たちは完全な正味ゼロ技術を披露します。」


ABS会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)のクリストファー・J・ウィアニッキは、次のように述べています。「私たちの産業の移行を支えるために必要な量のゼロ炭素燃料を確保するには、世界の再生可能エネルギー源の規模を大幅に拡大する必要があります。グリーン水素は確かに極めて重要な役割を果たすでしょうが、私たちは非常に低い水準から開始しており、世界規模の増産が喫緊の優先課題となっています。炭素の回収は大変革をもたらす可能性を秘めており、ABSはその実現に必要な技術と船舶の両方の開発を加速化するよう取り組んでいます。私たちは、沖合と持続可能性の分野で当社の業界有数の専門性を活用し、この重要な技術分野の前進と国際的な脱炭素化の促進を支えられることを誇りに思います。」


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ABSについて


ABSは船舶・海洋業界に船級サービスおよび技術的助言サービスを提供する世界的有力組織であり、設計・建設の安全性と卓越性の標準確立に傾倒しています。高度な技術とデジタルソリューションの安全で実用的な適用に傾注するABSは、業界や顧客と協力し、船舶・海洋資産向けに、正確でコスト効果の高いコンプライアンス機能、最適性能、運用効率を開発しています。


本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。


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