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車についた花粉が落ちにくい理由は?車になるべく花粉がつかないようにする方法についても解説


車に黄色い粉状の汚れが付着しているのを見たことがある人も多いでしょう。花粉の飛散は、車が汚れるだけでなく傷やシミの原因になります。今回は、車についた花粉が落ちにくい理由や、車になるべく花粉がつかないようにする方法について解説します。花粉による車の汚れにお悩みの方は参考にしてください。 車についた花粉が落ちにくい理由 車についた花粉が落ちにくい原因は、花粉に含まれるペクチンが強い粘着性で張り付くためです。ペクチンは水分で染み出して塗装に浸透するため、最悪の場合はシミや塗装の変形といった取り返しのつかない事態に発展します。濡れタオルで拭いたくらいでは取ることができないため注意が必要です。 花粉は春先がもっとも飛散する季節だと考えている人も多いでしょう。しかし、車の塗装に一番被害を与えるスギ花粉は、東北以南では2月上旬頃から飛散が始まり4月下旬頃まで続きます。また、秋の気温が高いと狂い咲きで11〜12月頃に飛散することもあるため、年によっては半年近くスギ花粉で被害を受ける可能性があります。 スギ花粉以外にも黄砂やヒノキ花粉による被害は5月まで続きます。スギ花粉は黄色や褐色なのに比べ、黄砂は白色、ヒノキ花粉はやや赤みがかった黄色です。いずれも塗装面を傷つけるため、対策や予防はしっかりと行う必要があります。 車についた花粉を放置するとどうなる? 車についた花粉を放置すると、シミの原因になります。花粉に含まれるペクチンは、飲料やジャムに粘性を与えるために使用する成分です。この成分が水に溶け出すと車の塗装に浸透してシミを作ります。車に付着した花粉に雨がつくとペクチンが流れ出してシミを作るため、定期的に水で花粉を洗い流すことをおすすめします。 特に、屋根がないところに車を保管している場合は雨にさらされやすいため、こまめに洗車した方がよいでしょう。 花粉は車のどこにつく? 花粉は車の表面にまんべんなく付着し、アルミホイールやホイールキャップの塗装面にもシミを作る場合があります。また、外気導入でエアコンを使用するとエアコンフィルターにも花粉が付着するため、特に花粉症の方はエアコンフィルターの清掃や交換も検討するとよいでしょう。 間違った方法で花粉を落とすとボディに傷がつくことも 間違った方法で花粉を落とすと、ボディに傷がつく場合があります。花粉はそれほど硬くはありませんが、粒子の細かいコンパウンドと同じ原理でボディに傷がつく可能性も否定できません。 車についた花粉の正しい落とし方 車についた花粉の正しい落とし方について詳しく解説します。 車を洗う手順を間違えない 花粉を落とすために洗車して車がキズだらけになったという事例も少なくありません。これは手順を考えずに洗車を行い、花粉を塗装面に擦りつけるように洗った結果です。車を傷つけずに洗うためには以下の手順で行うことが重要です。 (1)水で花粉を洗い流す。大量の水でボディに付着した花粉を洗い流します。勢いのあるスチームではなく、ホースやシャワー付きホースでルーフから下にかけて洗い流しましょう。水に勢いのあるスチームでは付着した花粉で塗装面にキズを付ける可能性があります。大量の水で洗い流した後に塗装面に小さな粒が残っている場合は、再度水で洗い流しましょう。 (2)泡で洗車カーシャンプーをバケツで泡立て、表面の泡だけを使って洗車します。バケツの底には埃やゴミが沈殿しているため、泡だけを使うようにしましょう。シャンプーを塗装面に置いて優しく移動させるように洗うと、擦過傷がつきにくく水洗いで流せなかった花粉も流れ落ちます。 (3)水で洗い流す水洗いのときと同じようにルーフから下にかけて水で流し、すすぎ残しがないように念入りに行いましょう。ここで花粉が残ってしまうと、シミの原因や拭き上げ時に擦過傷ができてしまうため慎重に行う必要があります。 (4)拭き上げカーシャンプーを洗い流した後はすぐに拭き上げましょう。濡れたまま放置しておくと、せっかく洗車した車にまた花粉が付着します。自然乾燥や走行による風で水分を飛ばす行為は、再び花粉を付着させることになるため控えましょう。 黄砂による汚れも、同じ手順で洗車するとキズをつけずに洗い流せます。 洗車道具にこだわる 花粉を洗い流すときに塗装面をキズつけないため、洗車道具にはこだわりましょう。洗車するためのスポンジは、目の細かいウレタンスポンジかマイクロファイバークロスが最適です。カーシャンプーもボディカラーに合った泡立ちのよいものを選びましょう。 また、拭き上げ時には吸水性の高いタオルや高吸水性特大マイクロファイバータオルを車の表面に広げて、水分を吸収させる方法がおすすめです。洗車に適さない道具を使うと塗装を傷つけてしまうため、正しく選ぶ必要があります。 シミができてしまったときの対策 定期的な洗車ができずシミができてしまった場合は、クロスを50℃のお湯に浸してシミを拭き取ってみましょう。それでも落ちない場合は、お湯の温度を上げて(80℃以下までで調整)シミ部分にクロスを置き、少し蒸らしてから拭き取ります。この方法で効果がなければ業者に依頼しましょう。 花粉のペクチンは、タンパク質であるため熱で分解します。春に花粉でシミになった車の塗装が、夏場になると目立たなくなるのはそのためです。夏場の車のボディ表面は70℃以上の高温になるため、塗装に浸透したペクチンが分解されます。 しかし、季節が変わるまで放置しておくわけにはいかないため、早めに対処しましょう。また、80℃以上の高温になると、バンパーなどの樹脂パーツが変形するおそれがあるため注意が必要です。 車になるべく花粉をつかないようにする方法 続いて、車になるべく花粉をつかないようにする方法について詳しく解説します。 ワックスやコーティング剤を使う ワックスやコーティング剤を使うことで、塗装の表面に被膜が形成されます。被膜は花粉のペクチンが塗装に浸透するのを防ぐだけでなく、キズの防止や洗い落としやすくする効果があるためおすすめです。ワックスやコーティング剤は製品によって効果の持続期間が異なるため、洗車のたびに塗装面の水の流れを見て必要に応じてかけなおしましょう。 撥水加工する 撥水加工は、塗装面に被膜を形成して撥水効果をもたらします。花粉によるペクチンの浸透を抑え、洗い流しやすくなるためおすすめです。撥水効果のあるカーシャンプーやコーティング剤などでDIYすることも可能で、コストパフォーマンスにも優れています。 こまめに水洗いする こまめに水洗いすることは、花粉による汚れやシミ対策に効果的です。定期的にワックスやコーティングをしている車であれば、水をかけて洗い流すだけでペクチンの浸透を抑止できるでしょう。ただし、水洗い後は水分による花粉の再付着を防ぐため必ず拭き上げを行う必要があります。 車カバーを使う 車になるべく花粉をつかないようにする最適な方法は、屋内ガレージを利用することです。屋内ガレージの使用が難しい場合は、車カバーを使うと花粉の付着を抑えることができます。車カバーはボディとの擦過によってキズがつく可能性があるため、裏起毛のものを使用するとよいでしょう。また、花粉がついた状態で車カバーをするとキズやシミを抑止できないため、必ず洗車や拭き上げを行ってからにしましょう。 ...続きを読む
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