「体幹を鍛える」という言葉もだいぶ一般的になりました。スポーツパフォーマンス向上のために、体幹トレーニングを行っている人も多いでしょう。しかし、体幹を鍛えるよりも重要なのは下半身の筋トレ。ダイエットにおいても、下半身の筋トレのほうが体幹トレーニングよりも重要なのは変わりません。
下半身の筋トレが体幹よりも重要
体幹を鍛えることが注目されるばかりに、最近では下半身の筋トレは軽視されがち。しかし、最終的にボールを投げたり、ボールを打つといった動作でその3分の2のエネルギーを生み出しているのは下半身なのです。
たとえば遠投をする場合、イスに座って下半身を使えないようにしたときには、その飛距離は立ったときの半分にも届かないでしょう。何はともあれ重要なのは体幹よりも下半身。下半身の筋トレが重要なのです。
もちろん、体幹を鍛えることがスポーツパフォーマンス向上につながるのは紛れもない事実。下半身と上半身の連動性は、体幹を鍛えることによって高まります。ボールを投げるスピードやボールを打つ飛距離を伸ばせるでしょう。
下半身の筋トレでパワーの源を作る
ただし、優先順位はあくまでも下半身の筋トレにあるということ。まずはパワーの源を作ってから、上半身との連動性を高めてパフォーマンスアップを図るのです。そして、この優先順位はダイエットでも変わりません。
体幹の筋肉とは、背骨とそれを支える腹筋や背筋などのこと。とはいえ、体幹を鍛えることでお腹が簡単にへこむわけではありません。全身の体脂肪を減らさなければなりません。
そして、体脂肪を減らすには消費エネルギーを増やすのが鉄則です。そのためには、全身の筋肉の6割が集中している下半身を筋トレするのが効率的。ダイエットでもスポーツでも、下半身の筋トレのほうが体幹を鍛えるよりも重要なのでした。
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