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【SNSで話題】なぜ? リードに黄色いリボンをつけている犬を見かけたら近づいちゃダメ


 





 





リードに黄色い「リボン」が結び付けられている犬についてSNSで話題になっていますが、「知らなかった」との声も多く挙がっています。この黄色いリボンの意味について、ドッグライターの大塚良重さんに詳しく伺いました。



 




リードに結び付けた黄色い「リボン」に代表されますが、犬の首に黄色いリボンを巻いたり、またバンダナやベスト、リードなどもあります。共通しているのは黄色であること。ベストやリードなどには、「トレーニング中です、私には距離をとってください」というような意味合いの文字が書かれているものもあります。




 



大塚さんによると、黄色いリボンの対象になるのは他の人や犬に無暗に近づいて欲しくない、近づかないほうがその犬のためになる場合で、以下のようなケースが挙げられるそうです。



 





  • 病気やケガ、高齢などの理由でそっとしておいて欲しい犬(例:ケガや手術後の回復期である、興奮すると発作を起こす病気がある、体に痛みがあり触って欲しくない、高齢で気難しく他の人との接触を嫌がる、など)

  • 他の人や犬を怖がる、過剰反応してしまう

  • 他の人や犬に対して攻撃的になってしまう

  • 視力や聴力がなく、他の人や犬にいきなり近寄られると怖がる犬

  • 犬を引き取ったばかりで社会に慣らすためのトレーニング中である




 



……など。ちなみに大塚さんによると、この黄色い印はスウェーデン発祥と説明されることが多いものの、その源泉は2000年代始めにアメリカの著名なドック・トレーナーが考案したもので、それがジワジワと世界と広がったと考えられるそうです。



 



とはいえ認知度はまだまだ低く、その意味を知らない人も多いため、



 





  • リボンやバンダナがかえって人目を引き、(意味を知らないため)逆に「可愛いですね」などと近寄ってきたり、触ろうとする人もいるだろうということ



 




  • リボンの役割に頼りきって、(例えば)攻撃性を直すトレーニングを試みないなど本末転倒な使い方



 




  • 聴導犬や介助犬が黄色やオレンジ系のベストを着ていることが多いので、同プロジェクトでベストを用いた場合、遠目には混同されてしまう可能性




 



など、黄色いリボンが意味をなさない場合もあり得るといいます。



 



一般の人にできることは、とにかく無暗に近づいたり、触ったりしないこと。距離をおいてそっと見守ってあげるのが、その犬や飼い主さんにとって一番ありがたいことなのだそう。これを機にしっかりと覚えておきたいですね。


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