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【DeNA】筒香嘉智「特別な時間」復帰戦で劇的逆転3ラン、総立ちハマスタでダイヤモンド1周


DeNA対ヤクルト 勝利し、かけ声を言うDeNA筒香(撮影・宮地輝)

<DeNA6-5ヤクルト>◇6日◇横浜

これがハマの大砲だ! DeNA筒香嘉智外野手(32)が、劇的逆転3ランで横浜を歓喜の渦に包んだ。「横浜の空高く~」から始まる大声援の応援歌に背中を押され、2点を追う8回2死一、二塁、ヤクルト・エスパーダの直球を右中間席へ運ぶ5年ぶりの豪快1号3ラン。1軍合流して即日に「6番左翼」でスタメン出場し、1673日ぶりの1軍でのプレーとなった背番号25が、復帰戦で最高のスタートを切った。

   ◇   ◇   ◇

これ以上の筋書きがあるのか。筒香がベンチにほえた。

「(何を言ったか)もう覚えてない。練習前からチームメートにいろんな声をかけていただいて、ビハインドでもみんなの勝ちに行く姿勢を見ていた。僕の中で大事な瞬間でした」

今日イチ、感情があふれた。右腕を掲げた。柵越えは感触で分かった。2点を追う8回2死一、二塁。初球だった。右中間席に劇的逆転3ランをかち上げた。横浜スタジアムの観客は総立ち。「ダイヤモンドを一周しているときは、本当に特別な時間でした」。歓喜と熱狂が爆発した。

3万3284人の大声援に背中を押された。1回1死、ファーストプレー。左翼前方への飛球を捕球すると、ざわめきと拍手で異様な雰囲気に包まれた。2回1死二塁の復帰後初打席も「横浜の空高く~」から始まる応援歌が波のように押し寄せた。1球も振らずに貫禄の四球。7回1死には左中間フェンス最上部を直撃する二塁打。「僕の中でのバロメーターの1つが逆方向。良い感覚で最後の打席に入れました」と逆転弾の布石になった。

日米通算で1000試合以上を経験しても、緊張感を抱いた朝だった。慣れ親しんだとはいえ、5年ぶりのハマスタでのプレー。「緊張はありますし、どうなるかというストーリーは自分で作らないように。目の前の事実だけを見ようと思って入ってきてます」と、脳内を回る想像の絵を消した。ファームで調整中には石田健ら旧友と再会し「優勝するための行動をする人を1人ずつでも増やさないといけない。優勝するための集団を作らないといけない」と、熱い「優勝」への思いをにじませた。

この日もプレーだけでなく、ベンチからの声出しや小まめな声かけを欠かさず、勝利への強い姿勢を示し続けた。「まだシーズンは長く続きますが、毎日ハードに全力でプレーしていきます」。横浜で優勝するために、横浜に帰ってきた背番号25。これが、これこそが、筒香嘉智だ。【小早川宗一郎】

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