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電気こたつで衣類乾燥はダメ! 火災の危険性



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スイッチを入れると短時間で、足元からぽかぽかと体を温めてくれる電気こたつ。手軽に使える暖房器具のひとつですが、使い方を誤ると火災につながる恐れも。製品事故に関する情報収集などを行う独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)に、正しい使い方について話を聞きました。


同機構によると、2013年度から2017年度までの直近5年間で、電気こたつによる事故は48件発生しています。被害状況別では、死亡事故が4件、重傷事故3件、火災22件と重大事故にも。年代別では、10代未満2件、20代2件、30代3件、40代2件、50代7件、60代4件、70代3件、80代3件、不明が22件。電気こたつの使用頻度が高くなる冬場に、特に多く事故が発生する傾向です。


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電気こたつで多い事故

電気こたつで最も多い事故を3つ紹介します。

(1)使用中の電気こたつから発煙し、こたつ布団の一部が焦げた。

(2)使用中の電気こたつの電源コードおよび周辺を焼損する火災が発生した。

(3)使用中の電気こたつから出火して、部屋を半焼・全焼した。

いずれも、火災やそのきっかけとなる事故につながっていることが分かります。


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電気こたつによる発火の再現実験(NITE提供)

事故の原因

先に紹介した事故は、次の原因によって発生したものと考えられます。

(1)こたつの中に押し込まれた掛け布団が、ヒーターの保護カバーと接触し蓄熱して布団が焦げた。

(2)電気こたつの電源コードを固定していなかったため、使用者が電源コードを踏むなどしてコードに負荷が加わって半断線の状態となってしまい、スパークなど異常発熱して出火した。

(3)やぐらから外れてしまったヒーターユニットをそのまま床に置いた状態で使用したため、敷物が過熱されて出火した。また、電気こたつ内で衣類を乾燥させていたために、ヒーターの保護カバーに衣類が当たって発火した。

電気こたつの誤った使い方や不注意が、火災の原因となってしまうことが多いようです。


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事故を防ぐために

電気こたつの事故を防止するために、どのようなことに気をつけたらいいのでしょうか。同機構製品安全センターリスク評価広報課の佐藤さんは「火災や感電の原因を防ぐためにも、正しい使用をお願いします」と呼び掛けています。

例えば「掛け布団や座椅子、座布団がこたつ内のヒーターユニットカバーに触れないようにする」「こたつの中で衣類を乾かさない」「電源コードがこたつの脚などの下敷きになった状態で使用しない」「電源コードを折り曲げたり、ねじったりしない」--など。「使い方を誤ると火災につながる恐れもあります」と注意喚起しました。


私たちの生活になじみ深い暖房器具、電気こたつ。正しく使えているのかどうかをいま一度、見直してみるのも良いかもしれませんね。


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