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絶景が望める大自然の宝庫「ベネズエラ」ってどんな国?


ベネズエラと聞いて何が最初に思い浮かびますか? ギアナ高地の「エンジェル・フォール」や、世界一治安が悪いといわれる首都「カラカス」が思い浮かぶ人もいるかもしれませんね。今回はそんなベネズエラの基本情報や渡航方法のほか、おすすめの観光スポット、一度は訪れたい世界遺産、人気のスポーツをご紹介します。
ベネズエラ・エンジェルフォール
エンジェル・フォール
 

 

ベネズエラの基本情報


ベネズエラ・カラバレダ
ベネズエラは、南アメリカの北部、カリブ海に面する共和国で、東はガイアナ、南はブラジル、西はコロンビアに接しています。国土は91万2,050平方キロメートルで日本の約2.4倍です。

ラテン系の学生
人口は2,795万人(2021年)で、多くの人種と民族が合流して生まれているため、人種集団を明確に区別することができません。先住民はインディヘナのカリブ人、アラワク人などですが、現在はアマゾンの密林の中に少数が住んでいます。宗教は、国民の大部分がカトリックです。公用語はスペイン語で、先住民族は独自の言語を話します。

ベネズエラの国旗
ベネズエラの国旗は、黄・青・赤の三色旗で、中央に8つの星がデザインされているのが特徴です。黄は「国の豊かさ」を、赤は「国民の血と勇気」を、青はスペインとベネズエラを隔たせている「水」を表していて、左上に「国章」が配置されています。

実はベネズエラの国旗は、19世紀前半、独立戦争に立ち上がった7植民地州を表す7つの星がデザインされていたのですが、2006年に解放されていたグアヤナ地域を表す星をひとつ加え、8つの星を配した現在の国旗になりました。

ベネズエラに行くには?


ベネズエラの首都カラカス
日本からベネズエラへは直行便が就航していません。行き帰り最低1カ所で乗り換える必要があります。羽田・成田から首都カラカスへ行く場合、トルコのイスタンブールなどで乗り継ぎが可能です。

2023年5月現在、観光や商用を目的とした90日以内の滞在であれば、日本国籍者はビザ(査証)不要です。パスポート残存有効期限は、ベネズエラ入国時に6カ月必要なので、チェックを忘れずに。

ベネズエラの最新の渡航情報について詳しくは下記をご覧ください。
駐日ベネズエラ・ボリバル共和国大使館
海外安全ホームページ

日本ではあまり知られていない、アメリカ人に人気のリゾート「マルガリータ島」


ベネズエラ・マルガリータ島
ベネズエラ北部のアラヤ半島沖20Kmに浮かぶマルガリータ島は、白砂の海岸にターコイズブルーの海が広がる高級リゾートです。周囲にはクバグア島、コチェ島といった小島があります。ベネズエラのなかで比較的治安が良いのも魅力です。

ベネズエラ・ラレスティンガ湖国立公園
マルガリータ島の北部中央には、「ラレスティンガ湖国立公園」があり、約18Kmに渡る砂洲により、外海と隔てられ、マングローブが広がるラグーンになっています。

ベネズエラ・マルガリータ島の海岸
主産業は観光で、本土よりもカリブの雰囲気が漂っています。免税店が豊富なのもポイントです。観光客はアメリカ人やベネズエラ人の富裕層が多いのだとか。

マリンスポーツを楽しんだり、カリブ海料理を味わったり、のんびりとショッピングしたり。ゆったりと過ごすことができそうですね。

マルガリータ島


大冒険を楽しめる! 世界最大級のデルタ地帯「オリノコ・デルタ」


ベネズエラ・オリノコ川
南米で3番目に大きな川「オリノコ川」は大西洋に向かって放射線状に広がっています。その辺りは、世界最大級のデルタ地帯「オリノコ・デルタ」と呼ばれています。

ベネズエラを流れるオリノコ川
オリノコ・デルタには約8,000~9,000年前からこの地に暮らす先住民の「ワラオ族」がいます。彼らはカヌーで移動し、高床式の住居に住み、現在も伝統的な生活を営んでいます。

ベネズエラ・オリノコデルタのピューマ
また、この地帯のジャングルにはジャングルには、ピューマ、ジャガー、カピバラなどが生息。川には世界最大級のオリノコワニやピンク色のアマゾンカワイルカ、マナティ、ピラニアも! 日本人にはあまりなじみがありませんが、オリノコ・デルタは自然の宝庫なのです。

オリノコ・デルタを探検するためには、リバークルーズやワラオ族のコミュニティを訪れるツアーに参加するのがおすすめ。なかにはピラニアを釣って食べるツアーもありますよ。

オリノコ・デルタ


エンジェル・フォールも! 世界最後の秘境といわれる「カナイマ国立公園」


ベネズエラ・カナイマ国立公園
ベネズエラには3つの世界遺産(文化遺産1つ・自然遺産2つ)がありますが、世界的に有名なのは、人類未到の地が残ることから「世界最後の秘境」といわれている「カナイマ国立公園」でしょう。ベネズエラの南東部のギアナ高地の中心部に位置する、総面積約3万平方キロメートルの国立公園です。1994年に世界自然遺産に登録されました。

ベネズエラ・カナイマ国立公園・エンジェルフォール
標高2,560mのアウヤン・テプイから流れ落ちる、世界最大の落差979mの滝「エンジェル・フォール」のほか、標高1,400mに広がる大平原「グランサバンナ」、ギアナ高地の最高峰のテーブルマウンテン「ロライマ山」(2,810m)など見どころ盛りだくさんです。

この公園には独特の生態系があり、オオアリクイやオオアルマジロ、オオカワウソが見られることも。

ベネズエラ・カナイマ国立公園の景色
コナン・ドイルの小説『ロスト・ワールド』をはじめ、ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』、スティーブン・スピルバーグ監督の『ジュラシック・パーク』など多くの作品にインスピレーションを与えています。

カナイマ国立公園


歴史的建造物が残る、カラフルな街並みが美しい「コロとその港」


ベネズエラ・コロの街
コロ(Coro)は、カラカスの西、約180kmにある港町。初期の入植者であるスペインのコロニアル様式と、コロの対岸の島を支配していたオランダのバロック形式が融合した、ほかのカリブ地域にはない泥土のカラフルな建造物が並んでいます。

ベネズエラ・コロの大聖堂
1527年に建設されたコロはベネズエラのなかでも古い街。建設当時の建物が現存しており、1993年に世界文化遺産に登録されました。ボリバル広場に面した大聖堂は16世紀の建造物で、ベネズエラで初めて建てられた教会です。

ベネズエラ・メダノス・デ・コロ国立公園
また、コロの北部に位置する砂漠地帯「メダノス・デ・コロ国立公園」も必見! 海岸に向けて流れる潮流と、内陸に吹き込む風によって美しく形成された砂丘を見ることができます。

コロとその港


ベネズエラで人気のスポーツは?


ベネズエラのマラカイボ・スタジアム
2006年に国民の健康とレクリエーションを推進し、国内外で活躍する選手の総合的、持続的支援に資する目的で「人民権力若者・スポーツ省」が創設されたベネズエラ。

そんなベネズエラで人気のスポーツは、野球、サッカー、ボクシング、バスケットボール、バレーボールです。

ベネズエラの野球のイメージ
なかでも野球は、1895年にスタートし、1945年にはプロ野球リーグが創設されました。2023年現在、ベネズエラ人の現役メジャーリーガーは90人を超え、間違いなく野球強豪国だといえます。これからもベネズエラ人野球選手の活躍から目が離せませんね。

[All photos by Shutterstock.com]

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