「借りぐらしのアリエッティ」の世界観へ。小人の庭
小人の庭では、花が自分の背丈の何倍もあります。普段は可憐に見える花々が、ここでは迫力たっぷりでなんだかグロテスクにさえ見えます。
葉っぱを伝う朝露も大きい! 人間サイズで考えると、ミニペットボトルくらいはありそうです。すぐに喉を潤せますね。
庭に転がっている瓶。中に入ることができます。
なんだか不思議な気分。瓶の上をはうなめくじが巨大に感じます。この中で雨宿りしたら楽しそう。
床下への入り口に、アリエッティが“借り”でハントできなかった角砂糖が置かれています。傍らに置かれたメモにはもちろん「わすれもの」と書かれているのでしょう。角砂糖はアリに食べられてしまっていました。
小人の視点で見ると世界はファンタスティック!
それではいよいよ「床下の家」へ。蒲鉾板はドアとしてシンデレラフィット!
入ってすぐ、薄暗い部屋が。そう、ここはアリエッティのお父さんの仕事場。ここがもう、細部まで作り込んであって、興奮するんです!
あそこに見えるのは、三つ葉のクローバーならぬフワラーの糸通し。一体何に使うのか……お盆にもできそうだし、アートとして飾るのもいいかも。使い道を考えるだけでもワクワクします。
レシートは裏を画用紙として使ったり、包み紙にもできそう。機能的に収納されてます。
レシートの明細をよーく見ると、シモフリワギュウ ¥3,850、マスクメロン ¥8,200、トロケルプリン(@350*3個) ¥1,050……!! うーん、たまにだとしても、翔が住むお屋敷は、結構豪勢な食卓ですねえ。
ボンドは小人の一生分くらいありそうです。絞り出すの大変だろうなあ。釘も大きくて、柵や穴掘りに使えそう。
ハサミや栓抜きは大きすぎて、小人にとっては持ち上げるだけでも大変だと思うんですよね。道具というより工事に使うレベル。
机の上のメモも興味深い。屋敷にいる猫・ニーヤについての観察メモがあります。ふむふむ、ツメは危険、しっぽも危険、頭の上はOK、魚が好きなどなど。画鋲が野球ボールくらいの大きさに見えます。
あ! 右上に先ほどの糸通しを利用した設計図のようなものが見えます。何個か部品として組み合わせて使おうとしてるんですね。
ママの味っぽい色合いの包み紙も。ワックスペーパーとして使えそうです。
マッチも大きい! マッチ棒ごと火にくべれば、そのまま薪として使えそう。こちらのマッチ箱をモチーフにした「ニーヤのマッチ箱メモ(税込660円)」がお土産ショップにありましたよ。
ペンシルキャップは壁掛けの一輪挿しに。
水は水道管からひいているのでしょうか。
は! ここは! そうです、アリエッティがお父さんと“借り”に行くときに通る道です。
と思ったら、アリエッティの部屋を発見!
想像する楽しさを思い出させてくれる場所
小人の気分になって、アリエッティの“借り”暮らしをのぞいてみると、「これはどう使おう?」「その手があったか!」など、新しい発見の連続でした。
便利なグッズが世の中に溢れ、なんでも専用の道具や商品が低価格で手に入るようになりましたが、あるもので工夫して暮らすことは、不便というより発見とワクワクに満ちているように感じます。
[All Photos by Aya Yamaguchi]
ジブリパーク
愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1 愛・地球博記念公園内
営業時間:
平日10:00~17:00
※学校の長期休暇期間の平日は9:00~17:00
土・日・休9:00~17:00
休園日:毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌平日)
※学校の長期休暇期間は営業
年末年始及びメンテナンスなどの指定日
※詳しくは営業カレンダーをご確認ください
料金:
ジブリの大倉庫
平日 大人2,000円 子ども(4歳~小学生)1,000円
土・日・休 大人2,500円 子ども(4歳~小学生)1,250円
青春の丘
大人1,000円 子ども(4歳~小学生)500円
どんどこ森
大人1,000円 子ども(4歳~小学生)500円
※ジブリパークの入場(チケット)は、日時指定の予約制です。
※ジブリパークには専用駐車場はありません。
問合せ先 0570-089-154(株式会社ジブリパーク 平日10:00~17:00)
お問い合わせの前に「よくあるご質問」をご参照ください
https://ghibli-park.jp/
※2022年10月12日時点の情報となります。
※ジブリパークには、一般の来園者は撮影できないエリアがございます。