yahoo

【実は日本が世界一】「世界最小の恐竜の卵」はウズラの卵くらいの大きさ

2022.09.21 07:40
rss TABIZINE
旅行
コメントする

日本が誇る意外な世界一を紹介するTABIZINEの連載。今回は、旅のプログラムとしても人気の「恐竜」に関する世界一です。

卵が常設展示される『兵庫県立人と自然の博物館』 image by Hiro zip post(
  • Wikipediaより)
  •  
     

    ウズラの卵と同じくらいの恐竜の卵

  • 筑波大学のプレスリリース「世界最小の恐竜卵化石を発見!~多様な小型恐竜の存在判明、兵庫県丹波市の卵殻化石群で~」より
  • 恐竜に関するスポットは、旅の目的地にもなりますよね。例えば、福井県勝山市にある「福井県立恐竜博物館」は、県内外の人が集まる人気の観光スポットになっています。
    そんな恐竜に関する世界一が今回の話題です。実は、「世界で最も小さい恐竜の卵」が、兵庫県にあるとご存じでしょうか? その大きさはウズラの卵と同じくらいで、だいたい4.5cm×2cmです。
    そんな小さい恐竜(獣脚類恐竜)の卵が、恐竜化石の一大産地として知られる兵庫県丹波市で、2019年(平成31年)1~3月に行われた大規模発掘により見つかったのですね。

    ギネス世界記録にも認定

  • 筑波大学のプレスリリース「世界最小の恐竜卵化石を発見!~多様な小型恐竜の存在判明、兵庫県丹波市の卵殻化石群で~」より
  • この卵は、「ヒメウーリサス・ムラカミイ」と命名されました。
    丹波市で見つかった竜脚類恐竜(丹波竜)の発見者(村上茂さん・足立洌さん)のうち村上茂さんにちなむ名前だそうで、2020年(令和2年)5月に学術誌の電子版に研究論文が掲載され、ギネス世界記録にも同月23日に認定されました。現在もその記録は破られていません。
    上述した大規模な発掘では、約1,300点の卵と殻の化石が見つかりました。2足歩行する(主に肉食性の)恐竜グループ・獣脚類恐竜の卵もあって、その中に新種の卵ヒメウーリサス・ムラカミイが含まれていたのですね。
    ちなみに、獣脚類の代表例は、ティラノサウルスやオビラプトルで、鳥類の祖先を含むと辞書に書かれています。
    世界最小の卵化石ヒメウーリサス・ムラカミイは現在、『兵庫県立人と自然の博物館』3階の展示室「丹波の恐竜化石」に常設の展示品として加わっています。
    兵庫県を訪れたら、ぜひ足を運びたいですね。
    兵庫県立人と自然の博物館
    兵庫県三田市弥生が丘6丁目
    電話:079-559-2001
    公式サイト:
    https://www.hitohaku.jp/
    [参考]
  • Fossilized dinosaur egg found in Japan recognized as world's smallest - The Japan Times
  • Smallest fossilized non-avian dinosaur egg - Guinness World Records
  • 恐竜卵の化石、推定10グラム 世界最小ギネス記録に - 朝日新聞
  • 世界最小の恐竜卵化石を発見! ~多様な小型恐竜の存在判明、兵庫県丹波市の卵殻化石群で~ - TSUKUBA JOURNAL
  • ひとはく・ちがくレター(令和2年11月15日号) - 兵庫県立 人と自然の博物館
  • \ この記事をシェア /
    Facebook    Twitter
    おすすめ関連記事
    アクセスランキング
    • 日間
    • 週間
    • 月間