はじめに
岡山県にある満奇洞(まきどう)は、岡山県の指定天然記念物にも指定されている鍾乳洞です。
幻想的な光景が広がる満奇洞の魅力と見どころをご紹介します。
岡山県の鍾乳洞「満奇洞」の魅力と見どころ①満奇洞とは
岡山県新見市にあるカルスト台地・阿哲台には100近い鍾乳洞が存在し、満奇洞はその一つです。
岡山県高梁川上流県立自然公園特別地域の中にあり、たくさんの鍾乳洞の中でも満奇洞は開発が早かったために、観光しやすく、照明に照らされた美しい鍾乳石を見ることができます。
岡山県の鍾乳洞「満奇洞」の魅力と見どころ②満奇洞の名称の由来
満奇洞には、昭和初期に歌人の与謝野晶子・鉄幹夫妻が訪れています。
その際に与謝野晶子が「奇に満ちた洞」と詠んだことで、満奇洞の名前の由来となりました。
雄大な洞窟の中に繊細な鍾乳石が見られたり、鮮やかで美しい一方で、幻想的で怪しい雰囲気も見せる満奇洞の変化の多さを表した名前です♡
岡山県の鍾乳洞「満奇洞」の魅力と見どころ③満奇洞の地形
満奇洞の洞窟内は、平面に発達した迷路の様になっています。
その総延長は450メートルで、幅は最大25メートルあります。
中には大きな地底湖があり、まるで竜宮城のような橋がかかっていて、色とりどりの照明で照らされているので、洞窟の中はさらに幻想的に見えますよ☆
岡山県の鍾乳洞「満奇洞」の魅力と見どころ④満奇洞の見どころ
満奇洞の洞窟内は、静かで幻想的な光景が広がっています。
無数のつらら石やカーテン、洞穴サンゴなどの鍾乳石も見事に発達していて一番の見どころとなっています。
また「泉水」というスポットでは、イタリアの「トレビの泉」の様に、コインを投げ入れる方もいるんです。
願い事を浮かべて、後ろを向いて、左肩越しに投げ入れると、その願いが叶うといわれています。
岡山県の鍾乳洞「満奇洞」の魅力と見どころ⑤満奇洞の照明
満奇洞の中は2014年にLED照明を導入しました。
他の鍾乳洞では、鍾乳石の乳白色を際立たせるために自然光に近い色のLEDが採用されていますが、この満奇洞では様々な色に照らされています。
最も奥にある竜宮橋付近などでは色が徐々に変化し、幻想的な雰囲気をより深めています。
また春はピンクや赤に、夏はブルーや緑とい季節による光の演出も行われています♡
岡山県の鍾乳洞「満奇洞」の魅力と見どころ⑥満奇洞へのアクセス
満奇洞へはJR伯備線の井倉駅から、備北バスの満奇洞行きに乗り、約40分で到着します。
また同じ伯備線の新見駅からも同じ備北バスを利用し、約1時間20分で行くことができます。
車の場合には中国自動車道の北房インターチェンジから約20分です。
駐車場には無料で約200台とめることができます。
住所:岡山県新見市豊永赤馬2276-2
電話番号:0867-74-3100
満奇洞観光情報
岡山県の鍾乳洞「満奇洞」の魅力と見どころ⑦周辺の観光スポット
満奇洞のある阿哲台には、他にもたくさんの鍾乳洞があります。
その中の一つである「井倉洞」は、荒々しい岩肌の洞窟内部が見どころです。
鍾乳洞好きの間では、動の井倉洞・静の満奇洞と呼ばれ、その性質の違いを見比べてみるのは面白いでしょう。
ぜひ鍾乳洞巡りを楽しんでみてください♪
おわりに
満奇洞は静かで神秘的な光景が広がっていて、最新のLED技術も加わってなんとも幻想的な空間です。
歴史のロマンと技術の進歩が相まった満奇洞へ行ってみてはいかがでしょうか?