はじめに
北海道は、世界遺産に登録されている知床をはじめとして、自然の魅力がぎゅっと詰まった場所です。
今回は、北海道の自然の偉大さを感じられる神秘的な池をご紹介いたします。
①美瑛白金 青い池
北海道上川郡美瑛町白金には、「白金の青い池」と称される美しい青い池があります。
元々は、1988(昭和63)年12月に噴火した十勝岳の火山泥流災害を防止するために作られた堰堤(えんてい)に水が溜まるようになって、偶発的に作られた人造湖です。
この青い池に流れ込む水には、水酸化アルミニウムなどの白色系の微粒子が含まれており、これが美瑛川の本流と混ざって分散されて、一種のコロイドという物質が生成されます。このコロイドが太陽光と衝突散乱し、湖の水に青色の透過光が加わって美しい青色に見えるのです。
立ち枯れした木々と、美しい青色の池の幻想的な景観が人気を集めていて、2017年は2月28日までライトアップもされていますよ。
◆美瑛白金 青い池
住所:北海道上川郡美瑛町白金
電話番号:0166-94-3025(美瑛白金温泉観光組合)
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②神の子池
北海道網走管内斜里郡清里町にあるのが「神の子池」です。摩周湖の北東に位置しており、摩周湖(アイヌ語でカムイトー=神の湖という意)の伏流水でできているという話が言い伝えられており、「神の子池」という名前がつきました。周囲は220m、水深5mと小さな池ではありますが、水野透明度が高く水底まで見えます。思わず見とれるエメラルドブルーです。
真冬はスノーシューでしか行くことができないので、ツアーなどに参加するのがおすすめです。
◆神の子池
住所:北海道斜里郡清里町国有林内
電話番号:0152-25-3601(清里町産業課商工観光・林政グループ)
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③姿見の池
大雪山国立公園の中にある旭岳の1600m程の標高の場所にあるのが「姿見の池」です。かつて、旭岳が大噴火したときに山頂が崩落して、噴火口が大きく陥没してできた場所に雨水や雪解け水が溜まってできた池です。日本で一番早く紅葉を見れるスポットでもあり、日本で一番早く雪を見れるスポットでもあります。
「姿見の池」の名前の由来は旭岳が美しく水面に映し出されることからだと言われています。四季折々の美しい姿を見ることができ、トレッキング初心者にもおすすめですが、9月中旬で雪が舞うこともあるので、防寒対策はしっかりして挑みましょう。
◆姿見の池
住所:北海道上川郡東川町旭岳
電話番号:0166-82-3761(ひがしかわ観光協会)
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④ふきだし公園
北海道の虻田郡京極町字川西にある「京極ふきだし公園」の清流の池もおすすめです。「京極ふきだし公園」は、羊蹄山の伏流水が湧出する区画が公園に指定されており、公園内には無料の湧水の採取スペースや、羊蹄山をバックに池を見ることができるスポットもあります。
「羊蹄のふきだし湧水」として名水百選にも選定されており、公園内では湧水を使用したコーヒーなども販売されています。バーベキュー施設や温泉施設もあるので、のんびりと1日を過ごすのにおすすめですよ。
◆ふきだし公園
住所:北海道虻田郡京極町川西45
電話番号:0136-42-2111(京極町役場 企画振興課)
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おわりに
北海道の美しい自然が作り出したスポットは、人々の手によって大事に保護されています。その美しさや貴重さは、写真ではなく、実際に目で見てみないとわからないものです。きっと言い表せない感動がありますよ。