はじめに
誰の身近にもある図書館ですが、世界には大きく、美しい図書館がたくさんあります。
その中でも、特に素晴らしいとされている世界三大「図書館」はいったいどこにあるのでしょうか。あなたは、全部答えられますか?
世界三大図書館とは?
日本人にとって身近な図書館といえば、公共図書館や学校の図書室ですよね。ですが、世界には建物自体が芸術作品のように美しかったり、スケールの大きい図書館が数多く存在しています。
『世界の夢の図書館』(エクスナレッジ社刊)や『世界の美しい図書館』(パイインターナショナル刊)といった、世界中の図書館を紹介する本もさらに増えていて、また改めてその魅力に注目がされています。
その中でも世界の三大図書館は規模が大きいため、蔵書も豊富。ただ多くの資料が集まっているだけでなく、来館者がゆったりと過ごせるような空間づくりもされています。
旅先の図書館で本を借りることはできませんが、図書館によっては公共スペースやカフェ、併設ショップで館内の雰囲気を味わうことはできます。今度の海外旅行は、世界の図書館を訪ねてみてはいかがでしょうか?
アメリカ議会図書館
世界三大図書館のひとつめは、アメリカにある国立図書館である「アメリカ議会図書館」です。蔵書数も予算額も、職員の数も世界最大規模の図書館にあたります。日本の国立国会図書館も、このアメリカ議会図書館を参考にして造られました。
現在本館として使われている建物は1897年に開館。荘厳なつくりがまるで神殿のように美しい図書館です。建物の美しさだけでなく、蔵書数も圧巻。まさにアメリカの知の結晶と言える図書館です。
大英図書館
世界三大図書館のふたつめは、イギリスの国会図書館である「大英図書館」です。本来は「British Library」なので、英国図書館と訳されることもあります。
円形になった部屋の壁全体に本が納められている様子は、まるで映画のようですね。
レオナルド・ダ・ヴィンチのノートなど、歴史的遺産も管理しています。館内にはレストランやカフェ、ショップも併設されているので、観光途中に立ち寄るのもいいかもしれませんね。図書館前の広場は市民の憩いの場にもなっているので、のんびりと過ごしたいときにも最適なスポットです。
フランス国立図書館
世界三大図書館のみっつめは、パリにある「フランス国立図書館」。旧館と本館を含む5つの図書館と、2つの保存・修復施設をまとめて「フランス国立図書館」と呼んでいます。
リシュリュー通りにある旧館は、楕円形の部屋の壁一面に収められた本と、美しい透かし窓のある天井が特徴。
本館の「フランソワ・ミッテラン図書館」は1994年に建てられ、開いた本を立てたようなL字型の高層ビルが向かい合うつくりになっています。ガラス張りで都会的な外観ですが、本を模して作られているのが素敵です。
おわりに
世界三大図書館は、アメリカ、イギリス、フランスの国立図書館でした。海外の図書館は、スケールの大きさと歴史のある建物や内装が印象的。いつか訪れてみたいと思っている方も多いかもしれませんね。