はじめに
今江潟、柴山潟と合わせて加賀三湖のひとつとなっている「木場潟(きばがた)」は、石川県小松市にある湖です。
面積約114ヘクタールの広さを誇る「木場潟」は、静かな水面が広がり、カヌーの世界大会も開催されるほど。
湖の周囲はぐるりと散策する遊歩道が伸び、「美しい日本の歩きたくなるみち500選」にも選出されています。
加賀三湖のひとつ「木場潟」の歴史と成り立ち
田園風景広がる石川県小松市にある「木場潟」は、白山山系を背景に、どこか懐かしい景色が広がる湖です。
周りには木場潟公園が広がり、市民の憩いの場所として愛されている「木場潟」の水源は一級河川の梯川水系。前田利家の息子・前田利長(東軍)と丹羽長重(西軍)が戦った浅井畷の戦い(あさいなわてのたたかい)の舞台としても知られています。
バードウォッチングやバーベキュー・ウォーキングも楽しめる「木場潟公園」
木場潟をのんびりと楽しむなら「木場潟公園」に行ってみましょう。
石川県小松市の都市型公園として整備されている「木場潟公園」内には1,300本の桜並木が続き、春になるとお花見スポットとしてもにぎわいます。
北園地・南園地・西園地・中央園地の4エリアに分かれていて、各エリアを結ぶ遊歩道を歩けばぐるっと木場潟が周遊できるので散策にぴったり。
自転車なら休み休み走っても2時間ほどで1周できますので、レンタサイクルを借りてサイクリングをしてみるのもいいですね。
白山を望める絶好のビューポイントは、西園地です。初冬から初夏にかけて雪をかぶった白山の景色を堪能できますよ。
木場潟公園
全国大会や世界大会なども開催! 木場潟は知る人ぞ知るカヌーのメッカ
多目的グラウンド、パークゴルフなどスポーツ施設も整備されている木場潟は、カヌーのメッカでもあるんです。
大会のない日でも、カヌーの練習をする人の姿が見られるなど、木場潟とカヌーは切っても切れない関係。
「木場潟カヌー競技場」では、過去にワールドカップや全国大会なども数多く開催されています。白山を望みながらスポーツで汗を流す、そんな青春の場だからこそ、多くの人に愛されている場所なのかもしれません。
木場潟カヌー競技場(小松市ホームページ)
木場潟に行くなら! 名物「生トマトカレー」を食べるべし!
木場潟に行くなら絶対に立ち寄りたいのが、小松市の名物・トマトカレーが食べられる、道の駅「こまつ木場潟」。
実は石川県小松市はトマトの一大産地となっていて、その特徴を生かした生トマトカレーが今人気なんだとか。
小松の生トマトカレーとは、水は一切使わずトマトの水分だけで作られた贅沢カレー。甘いトマトの味わいと、さっぱりとした酸味の絶妙のコラボに、はまってしまう人が続出しています。
道の駅「こまつ木場潟」には地元産の野菜や食材、お土産物などが並ぶ直売店もありますから、ランチがてら、お土産探しをするのもいいですね。
道の駅 こまつ木場潟
おわりに
白山の美しい景色を眺めながら、思い思いの時を過ごせる木場潟は、近くに住んでいるならぜひ足を運んで欲しいスポットです。
ダイエット中の人なら、のんびり気持ちのいい環境でウォーキングをすれば気分爽快。
もちろん、家族や友達、恋人と芝生でゆったりとしたひと時を過ごすのも贅沢な時間の使い方ですね。