はじめに
大阪府の泉南地域に、考古学上、重要な遺跡とされている「池上曽根遺跡」があります。
観光地としてもオススメの場所なんですよ。
「池上曽根遺跡」とはどんな遺跡なのか、なぜ重要なのか、その全貌をご紹介します♪
大阪府観光で立ち寄りたい「池上曽根遺跡」とは①いずみの高殿
1995年に池上曽根遺跡で、国内最大級の規模を誇る大型建物と井戸が発見されました。
発見された建物は「いずみの高殿」と名付けられ、発見された場所に復元されています。
写真で見るとそれほど大きく感じないかも知れません。
でも実は、床面積は135平方メートルで床までの高さは4メートルほどもあるんです!
実際に近くで見るとその大きさに圧倒されますよ。
ぜひ、この驚きをご自身で体感してみてくださいね♪
大阪府観光で立ち寄りたい「池上曽根遺跡」とは②井戸
建物の南側にある井戸は、直径2.3メートルのクスノキの大木を刳りぬいて、筒状にしています。
刳りぬき井戸としては、国最大なんだとか!
なんと、発掘された時にも水が湧いていたそう……!
池上曽根遺跡では2000年間もの間、井戸が生き続けていたことがわかったのです。
大阪府観光で立ち寄りたい「池上曽根遺跡」とは③遺跡調査の成果
池上曽根遺跡の調査には、もう一つの大きな成果があります。
それは、大型建物に残されていたヒノキの柱が、紀元前52年に伐切されたものであることがわかったんです。
そのことによって初めて、弥生時代中期の実際の年代が明らかになったんだとか!
それまで考えられていた年代より、100年も古いということが判明。
その後の邪馬台国に続く歴史の流れに一石を投じたんです☆
大阪府観光で立ち寄りたい「池上曽根遺跡」とは④大阪府立弥生文化博物館
池上曽根遺跡の中心部は、現在では遺跡公園として活用されています。
その南方にあるのが、大阪府立弥生文化博物館です。
弥生文化博物館は弥生時代をテーマにした博物館なので、館内の展示には池上曽根遺跡から出土した文化財も多数あります。
池上曽根遺跡を訪れる際には、事前に大阪府立弥生文化博物館に行かれることをオススメします。
そのほうが、より深く池上曽根遺跡を見ることができますよ。
◆池上曽根遺跡(いけがみそねいせき)
住所:大阪府泉大津市曽根町、和泉市池上町ほか
電話番号:0725-20-1841
開館時間:10:00~17:00
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)、 祝日の翌日、 年末年始
入館料:無料(学習館での体験学習は要実費)
池上曽根遺跡
おわりに
大阪府の観光で立ち寄るべき遺跡「池上曽根遺跡」をご紹介しました。
興味を持たれた方もいるのではないでしょうか?
大阪府に訪れた際には、ぜひ「池上曽根遺跡」にも足を運んでみてくださいね♡