はじめに
トラベルウェブマガジン「旅色」が提供する、ひとりひとりの要望に合わせた旅行プランを作成する「旅色コンシェルジュ」がプロの目線で厳選した、全国にある雪見露天風呂に入れる宿をご紹介します。
4種類の源泉を所有している秘湯や、美肌効果があると言われている湯など、思い出作りにもぴったりな宿ばかり。冬にしか体験できないとっておきの旅に出かけてみませんか?
①穂高荘 山月(岐阜県/奥飛騨温泉郷 新穂高温泉)
世界遺産「白川郷」があることで有名な岐阜県。昔ながらの風景や、槍ヶ岳・西穂高岳といった北アルプスの大自然も魅力です。
そんな山々を眺められる「穂高荘 山月」は、すべて100%源泉の天然温泉で、2つの源泉をもつ宿でもあります。
北アルプスの山々と、奥飛騨の大自然を堪能できる露天風呂は、混浴・貸切・女性専用・男性専用の4つ。さらに、女性専用内湯と男性専用内湯があるため、全部で6つのお風呂を完備。
15畳に相当する広い混浴風呂は北アルプスの名峰・槍ヶ岳を正面に、清流蒲田川を望むほかに類を見ないスケールの大きさを誇ります。
さらに、姉妹館「山のホテル」のお風呂も無料で利用可能。「山月」「山のホテル」間は無料の専用バスが運行しているので、気軽に2つの宿の露天風呂を愉しめるのも嬉しいポイント。
奥飛騨温泉郷の玄関口にあたる、平湯温泉にあるもうひとつの姉妹館「山がの湯」も宿泊当日に限り、無料で利用できる点も魅力です。チェックイン前やチェックアウト後に立ち寄ってみると、さらに贅沢な時間を過ごせそうですね。
穂高荘 山月
秘湯 鶴の湯温泉(秋田県/乳頭温泉郷)
雪深い山の中に点在する乳頭温泉郷の中で、最も歴史のある「秘湯 鶴の湯温泉」。秋田藩主の湯治場だった由緒ある温泉でもあります。
築100年を超す茅葺屋根の本陣は、国の登録有形文化財に登録されているほど価値の高いもの。
「白湯」「黒湯」「中の湯」「滝の湯」の4種類の源泉を所有しているので、泉質の異なる4つの湯が堪能できる点も魅力。
「鶴の湯温泉」は白い乳白色の露天風呂として日本で一番有名な秘湯。冬は雪に覆われ、雪景色と白濁のお湯があいまって白銀の世界に迷い込んだかのような気分に浸れます。
秘湯 鶴の湯温泉
小梨の湯笹屋(長野県/白骨温泉)
白骨温泉は、香りの強い硫黄泉が自慢で、「小梨の湯笹屋」は源泉掛け流し。白濁した硫黄泉は、古来より「三日入れば三年風邪をひかない」と言われている名湯で、肌に吸い付くような感触のお湯には美肌効果があるとも言われています。
露天風呂は一つしかないので貸切制(無料)となっており、昼は乗鞍岳、夜は満天に輝く星を眺めながら湯浴みができます。他の人に気兼ねすることもないので、夫婦やカップルにおすすめしたい宿ですよ。
小梨の湯笹屋
旅館 奥の湯(熊本県/黒川温泉)
「旅館 奥の湯」の2000坪の敷地には、多彩な9種類の湯船が点在しています。
「混浴露天風呂」はわらぶきの屋根が見える、情緒ある露天風呂で川沿いの眺めも絶景。「洞窟風呂」は響く水の音とほのかな明かりが神秘的な雰囲気のある混浴風呂。「川風呂」は眼下に田の原川を臨む、贅沢な湯。
冬はいずれも雪景色が見えるので、雪見露天風呂めぐりが楽しめます。
夕食には女将手作りの梅酒、朝食は一粒一粒丁寧に漬け込んだ女将手作りの梅干しを提供。旬の素材を活かした料理も、癒しのひとときをさらに盛り上げてくれます。
旅館 奥の湯
「旅色コンシェルジュ」が選ぶ、雪見露天風呂に入れる宿4選をご紹介しました。
今年は冬の訪れが早いので、長く雪見露天風呂を楽しめるかもしれません。銀世界を眺めつつ、ゆっくりお湯につかる贅沢な体験をしてみてくださいね。
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