はじめに
健康食ブームから再び注目を集める梅とあんず。近年は甘みの強い品種が人気で梅とあんずを交配することもあり、フルーティーでそのまま食べられるものが増加中。新感覚な梅・あんずのご当地グルメを紹介します。
写真提供/株式会社カリョー
甘み・風味が豊かな梅とあんずが人気です
梅もあんずも古くから日本では親しまれていますが、酸味が強く、主に干したりシロップ漬けにしたりと加工して食べられてきました。しかし、近年は甘みが強い、香り豊かな品種が人気となり、収穫方法も工夫されています。青梅の時に手摘みする方法に加え、甘みが最高潮となり、自然落下した梅を収穫できるようネットを貼る方法も(写真は黄金の梅園)。
熟すと黄金色に「黄金の梅(新平太夫)」(福井県)
写真提供/株式会社カリョー
福井県の梅は江戸時代から“福井梅”といわれ、全国的に有名です。中でも新平太夫は代表的な梅のひとつ。主に梅干し用とされていますが、樹上で完熟した実は甘みが増すほか、緑から美しい黄金色に変わることから“黄金の梅”と呼ばれています。濃厚な甘みとモモに似た香りで人気。
黄金の梅を味わうなら「カリョー」の黄金の梅はちみつがおすすめ
希少な新平太夫の樹上完熟果実「黄金の梅」をピューレにし、はちみつと合わせたもの。「黄金の梅」がもつ甘さと、あんずやモモに似たフルーティーな香りが際立つ一品です。ヨーグルトやクリームチーズなどの乳製品とも相性抜群。冬はお湯に溶かしてホットで飲むのもおすすめ。
◆株式会社 カリョー
価格/黄金の梅はちみつ1,200円
住所/福井県越前市小松1-5-1
電話/0776-23-7049
別名“小さなモモ”の大ぶり種なあんず「八助」(青森県)
あんず生産量第2位の青森県。中でも最も生産量が高いのが南部町で、古くから栽培されているのが八助です。八助は小さなモモと表現されるほど実が大きく、肉厚でシャリッとした食感を楽しめます。甘さも酸味も強いのが自慢。
八助を味わうなら「ユートリー」のあんず八助ゼリーがおすすめ
厳選した八助の種を、一つひとつ丁寧に取り除き、青森県産ブルーベリーとともに漬け込んだフルーティーなゼリー。八助の甘さと酸味、ブルーベリーの爽やかな風味が存分に味わえます。製造元の大浦屋は大正13年創業の老舗漬物屋。独自の技術製法で素材の味を引き出しています。
◆ユートリー(八戸地域地場産業振興センター)
価格/完熟あんず八助ゼリー(8個)972円
住所/青森県八戸市一番町1-9-22
電話/0178-27-2227
おわりに
ほかにもおすすめの梅・あんずとそのグルメを「旅色Seasonal Style」の「美味しい旅ダイアリー」ページで読むことができます!梅・あんずの品種が誕生した地でご当地グルメを食べるのは格別です。ぜひ続きも読んで、梅・あんずを巡る旅に出てみてください。