はじめに
浦戸諸島(うらとしょとう)は、日本三景の一つである、松島の一部を構成している島々です。
風光明媚な日本の絶景である浦戸諸島の魅力と見どころをご紹介します!
宮城県観光「浦戸諸島」の魅力と見どころ①浦戸諸島とは
宮城県塩竈市にある浦戸諸島(うらとしょとう)は、日本三景の松島の一部を構成しており、桂島(かつらしま)、野々島(ののしま)、寒風沢島(さぶさわじま)、朴島(ほうじま)など4つの有人島と、たくさんの無人島から成っています。
松島湾の湾口部、すなわち戸口に位置するため「浦戸」と名付けられたんだそうです♪
宮城県観光「浦戸諸島」の魅力と見どころ②桂島
桂島は、浦戸諸島の西にあり、塩釜港から最も近く、汽船で約23分で到着します。
海と山のハイキングコースがあり、観月崎にある展望台からは、七ヶ浜や仁王島などが見えます。
天気がよく、空気が澄んだ日は、さらに蔵王連峰まで見渡せる絶景スポットなんですよ!
潮が引いている時なら、島の南側にある桂島海水浴場から小沙羅浜へ、海岸線の散策をすることができますよ♪
宮城県観光「浦戸諸島」の魅力と見どころ③桂島の産業
桂島では漁業が盛ん。
特に栄養豊富な松島湾内では、海苔や牡蠣が養殖され、そのおいしさが有名です♡
シラウオ漁も盛んに行われていて、春先の夜の海ではシラウオ漁の漁火が美しく輝きます。
浦戸諸島に春を告げる、風物詩となっているんですよ。
また島の畑では、食用ホオズキの栽培などが新たな産業として取り組まれ、新たな桂島グルメの仲間入りをしています。
宮城県観光「浦戸諸島」の魅力と見どころ④野々島
野々島は塩釜港から約30分強の所にあり、塩釜市役所の支所や浦戸診療所、さらには諸島内唯一の小学校と中学校があるなど、浦戸諸島の中心的な拠点となっています。
野々島には、熊野神社のキリシタン仏や島のいたるところに謎の洞穴、けもの道などミステリアスなスポットがいっぱい!
近年は、野々島フラワーアイランド構想が挙がっているんです。
ラベンダーなどのハーブを中心に、ボランティアの方による植栽活動が進んでいます♪
宮城県観光「浦戸諸島」の魅力と見どころ⑤寒風沢島
寒風沢島(さぶさわじま)は、浦戸諸島で最も大きな島です。
この島は、日本人で初めて世界一周をした、津太夫さんと左平さんが住んでいました。
江戸時代は伊達藩の港として栄えた寒風沢島。
十二支方角石や縛り地蔵、日本初の洋式軍艦の造鑑を祈念した碑や砲台の跡など、歴史のロマンにあふれたスポットがたくさんあります。
宮城県観光「浦戸諸島」の魅力と見どころ⑥朴島
朴島(ほおじま)は浦戸諸島では一番小さい島ですが、この地方では珍しい“タブ”というクスノキ科の常緑樹の林があり、豊かな自然が残っています。
春には菜の花畑が広がり、美しく見ごたえのある光景となっています。
名前の由来は、伝説の鳳凰がいたであるとか、烽火(のろし)を上げたことより烽島と言われたという説があります。
さらに、江戸時代に伊達藩の軍用金や貴重な宝物が隠されていたという言い伝えもあり、“宝島(ほおじま)”と呼ばれていたものが転じて、朴島になったという伝説もあるんだそうです!
宮城県観光「浦戸諸島」の魅力と見どころ⑦浦戸諸島へのアクセス
浦戸諸島へは、塩釜港から塩釜市営汽船に乗って、それぞれの島を経由しながら目的の島へと向かいます。
市営汽船乗り場のマリンゲート塩釜へのアクセスは、公共交通機関の場合は、JR仙石線の本塩釜駅から徒歩10分で到着します。
本塩釜駅は、仙台から快速で約17分の所にありますよ。
自動車の場合は、仙台方面から国道45号線で、マリンゲート塩釜まで約30分です。
浦戸諸島
おわりに
宮城県の浦戸諸島には、穏やかな自然美や歴史をしみじみと感じられる場所がたくさんあります。
ぜひ浦戸諸島へ心に響く旅をしてみてはいかがでしょうか?