はじめに
黒部川といえば、ダムを連想する方も多いのではないでしょうか。
みなさんご存知の通り、黒部川は富山県を流れる川で、その水量と勢いが大きいことから発電にも利用されてきました。
今回は、そんな黒部川の楽しみ方に迫ってみます。
富山県にあるダムが有名な、黒部川ってどんな川?
黒部川は、富山県と長野県との県境にある北アルプス鷲羽岳(わしばだけ)を水源とする川で、北西へと流れて、黒部市と入善町との境で日本海へ注ぎます。
下流は扇状地となっています。
黒部川は水量と落差があるため、水力発電にも利用されています。
黒部ダムや黒部川第四発電所は有名ですね。
黒部川には、他にダムが4箇所あります。
上流は急流のため、サクラマスやブラックバス釣り、ラフティングなども楽しまれています。
水力発電の発電の歴史に迫る!黒部川電気記念館
黒部川をより深く知って楽しむためのスポットが、黒部川電気記念館です。
戦前から水力発電に利用され、流域の経済活動にも潤いを与えてきた黒部川。
その電気との歴史や、水の力を間近に感じられる博物館です。
困難を極めたトンネル工事や、黒部ダム建設の様子もリアルに振り返ることができます。
黒部峡谷を走っていたトロッコ電車を再現したシアターもありますよ。
◆黒部川電気記念館
住所:富山県黒部市宇奈月温泉483-4
電話番号:0765-62-1334
営業時間:7:30〜18:00(4月20日〜11月30日) 9:00〜16:00(12月1日〜4月19日)
定休日:12月1日〜4月19日の火曜日
富山県にある黒部川でラフティング体験を!
黒部川をさらに間近で楽しむなら、ラフティングを体験してみましょう。
黒部川の流域の8割が実は黒部峡谷ということで、渓流の川下り、ラフティングツアーが人気です。
激流を前にしたスリルがあり、ちょっと怖いと思う方もいるかもしれませんが、専門のインストラクターが同行するツアーなら初心者でも問題なくトライできます。
春から夏にかけてがラフティングのベストシーズンですが、ツアーによっては10月まで行われています。
富山県にある黒部川へのアクセス方法は?
黒部峡谷、黒部川電気記念館への鉄道でのアクセスは、北陸新幹線の利用が便利です。
「黒部宇奈月温泉駅」から、富山地方鉄道本線に「新黒部駅」で乗り換え、終点の「宇奈月温泉駅」で下車します。
なお、新幹線の「黒部宇奈月温泉駅」と富山地方鉄道の「宇奈月温泉駅」は名前が似ていますが、全く別の駅なので要注意!
空路なら国内線で富山空港へ、バスで「富山駅」へ向かい、そこから北陸新幹線が利用できます。
車でのアクセスは、北陸自動車道の黒部ICから県道14号線・13号線を利用します。
バスや富山地方鉄道を使えば公共交通機関だけでも黒部川への旅行を楽しめますが、車はあると便利。
ただし冬場は、雪道に慣れていない方の運転は注意が必要です。
おわりに
いかがでしたでしたか。
水力発電に川下りにと、その水量と勢いが特色の黒部川。
科学や歴史に触れたり、アクティブにラフティングをしてみたりと、幅広く楽しんでみて下さい。