はじめに
日本人観光客の間でも注目度上昇中の宜蘭地方。風光明媚な港町の蘇澳へは、台湾鐵路で、台北駅から約2時間半から3時間。大都会客運のバスでは、MRTの大坪林駅から直通で約1時間半の道のりです。蘇澳とイタリアにしかないという炭酸水の冷泉がジワジワと人気を集めているなか、台湾でただひとつの灯台ホテル「BRIGHTHOUSE光之旅」も話題です。
さまざまな船が行き来する港町に熱視線!
サバをはじめ、良質な魚介類が水揚げされることで知られる蘇澳地方。南方澳漁港と蘇澳港というふたつの港を擁し、漁港であるだけでなく、商業港や軍港としても機能している、一大港町です。眺めの良さで知られる豆腐岬では、海上アクティビティも盛ん。シュノーケリング、カヤック、ヨットに興じる人々がいる一方で、漁船の往来があり、時には大型の軍艦が通過する……そんな多様性も、この地の魅力です。
ホテルがあるのは港の特等席、その理由とは……。
そんな港町に登場したのがホテル「BRIGHTHOUSE光之旅」。真っ白な灯台を思わせる外観が目印です。実は、このホテル、港の信号所だった建物をリノベーションしたもの。信号所の360度のパノラマビューに魅せられたオーナーは、“海外のリゾート地にも引けを取らない、この景色の素晴らしさを皆と分かち合いたい”という思いから、改修に多くの時間と労力を費やし、2018年、オーシャンビューのホテルの開業にこぎつけました。オープンするやいなや海好きの人々はもちろん、芸能人からの支持をも集め、聖地巡礼的に訪れるファンも少なくないのだそう。
タワーの中は、まばゆい白と温かな木材で統一。
5階建てのタワーの内部は、白色を基調とした内装で、光あふれるロビーはまばゆいばかり。木材の温かみも心地よい空間で、オーナーの熱い思いを聞いたり、居合わせたゲストと談笑したり……ロビーでのひとときは、有意義な時間となること請け合いです。
抜群の開放感! これが絶景ホテルのオーシャンビュー。
客室は、各フロアに3室ずつで全12室。内装も白色で統一されていて、寝室とバスルームには大きな窓をしつらえ、外の景色が存分に楽しめる設計です。35万円超のキングサイズのベッド、厳選ブランドの浴室設備、ロクシタンのアメニティなど、リラックスタイムへの投資を惜しんでいないところも高得点。
「BRIGHTHOUSE光之旅」というネーミングは、日の出から夕暮れ、星が煌めく夜…と移り行く眺め、晴天時の美しさはもちろん、大雨に見舞われた日、台風が襲来したときでさえ、窓を眺めていれば飽きることのない景色を光の旅にたとえたもの。そんな眺望が最大のセールスポイントである客室は「極致海景月昇房」、「無限豪華雙人房」、「雅緻海景日出房」の3種類。いずれも自然光がたっぷり入る心地よい空間です。予約に際しては、HP上で公開している各部屋のパノラマ画像で、好みのタイプをチェックして決めるのが良さそう。また、パーティやウエディングなどのイベントにも対応しています。
海上アクティビティはもちろん、観光スポットも大充実!
オーナーが心を込めて提供するヘルシーな朝食をいただいた後は、レンタル無料の自転車でサイクリングに行くもよし、裏庭にある人工芝の広場で、ゴルフのパターの練習に励むもよし。腹ごなしの運動を終えたなら、数多ある観光スポットへGO! イチオシは、パチパチ弾ける炭酸水の蘇澳冷泉。ほかにも南方澳漁港の海鮮レストラン、珊瑚博物館、翡翠のご神体“玉媽祖”と純金製の“金媽祖”が鎮座する媽祖廟……などなど、見どころ満載です。
目前の豆腐岬は、台湾で最初に珊瑚礁が発見された場所で、水質の良さが特徴。海上アクティビティも見逃せません。シュノーケリングやダイビングに挑戦すれば、美しい珊瑚礁や熱帯魚の群れを楽しめるほか、運が良ければウミガメと泳ぐこともできるのだそう。また、毎年開催されるセイリング・フェスティバルでは、世界各国からの選手が一堂に会して賑わいを見せます。この先、ますます注目が集まりそうな蘇澳、その魅力を存分に満喫できるホテル「BRIGHTHOUSE光之旅」。早めのチェックインをオススメします!
◆BRIGHTHOUSE光之旅
住所:宜蘭縣蘇澳鎮跨港路1號
電話:+886-3-996-4567