はじめに
戦後の日本を代表する芸術家・荒川修作(あらかわしゅうさく)氏と詩人であるマドリン・ギンズ氏の構想により作られた施設「養老天命反転地」。とてもトリッキーで、運動にもなる不思議なスポットです。フォトジェニックな写真が撮影でき、感性も刺激される不思議な空間へ遊びに出かけてみませんか。
岐阜県の噂の公園「養老天命反転地」が凄い!▶︎荒川修作氏とは
岐阜県にある「養老天命反転地」は、戦後の日本を代表する鬼才の芸術家・荒川修作氏と、そのパートナーであるアドリア・ギンス氏の30数年に及ぶ構想を実現した公園です。荒川修作氏は2003年に紫綬褒章、1986年にフランス文芸シュヴァリエ勲章を受章するなど、国内外で認められたアーティスト。あの「芸術は爆発だ」の名言を残した岡本太郎氏が、弟のようにかわいがっていたというエピソードも残っています。そんな荒川修作氏はとにかく変わり者で知られ、まさに天才肌の芸術家といえる人物でした。
岐阜県の噂の公園「養老天命反転地」が凄い!▶︎体感して楽しむ公園
身体でアートを体感できる施設を目指した「養老天命反転地」。このアートはメインパビリオンである“極限で似るものの家”“楕円形のフィールド”の2つのエリアで構成されています。また、楕円形のフィールド内には9つのパビリオンが点在。丘とくぼみ、曲がりくねった回遊路、大小さまざまな日本列島を模したものなどが、公園の中に建造されています。これらを身体と頭を使ってバランスを取りながら遊び、身体能力の可能性を探るのが狙い。芸術の中に入り込むような感覚があり、いつのまにかこの世界の中に迷い込んでしまっているような、不思議な体験と出合えるんです。
岐阜県の噂の公園「養老天命反転地」が凄い!▶︎数々のアートに入り込む
「養老天命反転地」でアートを楽しむには、体感するほかありません。数々の点在するアートの中に自らが入り、その中で入口や出口、または上下左右を自分の力で発見しながら進みます。普通のことに慣れていると、これが案外難しいんだとか。方向感覚が狂ったり、迷子になってしまったり……未体験の運動に、時折怪我をしてしまう人もいるそうですよ。そんな不思議な経験を通して、知覚的感覚を研ぎ澄ましてみましょう。
岐阜県の噂の公園「養老天命反転地」が凄い!▶︎フォトジェニックな空間
知力と体力とを求められる岐阜県の公園「養老天命反転地」は、アスレチック要素だけが魅力ではありません。アート施設なだけに、フォトジェニックな場所としても魅力的。上下がわからなくなるような建物、カラフルな建造物、壁から突き抜けるソファー、斜めになった床などなど……SNSにアップすれば絶対に話題になりそうな写真ばかりが撮影できるはずです。
◆養老天命反転地
住所:岐阜県養老郡養老町高林1298-2
電話番号:0584-32-4592
入場時間:9:00~16:30(開園時間は9:00~17:00)
休園日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
料金:大人750円、高校生500円、小中学生300円
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おわりに
岐阜県にある公園「養老天命反転地」をご紹介しました!
体感型のアート公園というのは全国各地にありますが、ここまでスリリングでトリッキーなスポットは珍しいのではないでしょうか。大自然の中でアートに触れながら、自分の身体能力を極限まで使って楽しめます。岐阜へ訪れたら、ぜひ足を運んでみてください。