はじめに
江戸時代には宿場町として栄え、漁港のある漁師町の小田原市。そこに12月4日、新たな複合商業施設「ミナカ小田原」が誕生します。和をモチーフに宿場町をイメージしたこの施設には、ショッピング・グルメ・ホテルなどさまざまな施設が入るとのことです。
駅直結で便利! 人々の“中心”になって欲しいとの願いが込められた「ミナカ小田原」
小田原駅の東口に12月4日(金)オープンする「ミナカ小田原」。駅直結の複合商業施設で、アクセスも楽々です。元々は旧国鉄小田原駅国鉄貨物駅があった場所で、地下1階・地上14階建ての中にショッピング・グルメ・公共施設・ホテルなどさまざまなジャンルのテナントが入ります。
“ミナカ”という名前は、日本最古の歌集「万葉集」のなかでも富士山の意味で使われていた「真ん中」という意味の古語からきているんだそう。多くの人を繋ぐ小田原の真ん中になって欲しいという願いが込められています。万葉集から引用された年号を冠する今の時代にぴったりですね。
宿場町をイメージした商業エリアでショッピングやグルメ三昧
1階から3階までの低層階にある商業エリアは、宿場町として栄えた小田原らしい和風デザインが特徴。40店舗以上が出店する予定で、和情緒あふれるなかショッピングやグルメを楽しみながら、ちょっとしたタイムトリップ気分を味わえますよ。地元のお店をはじめとしたバラエティ豊かなショップがひしめき合い、お土産を買うのにも便利です。駅直結だから、そのまま電車に乗って帰れるのも嬉しいポイント。
また、6階には多くの蔵書数を誇る図書館もあり、地域の人たちの憩いの場としても活躍。子育て支援センターや医療フロアもあり、近くに住む人たちにとっても便利で暮らしやすそうですね。
小田原城下を見渡す絶景ホテルに足湯付き屋上広場も
10階~13階には、箱根湯本温泉にあるホテル「天成園」の別館として、「天成園 小田原駅 別館」がオープンします。こちらも和をモチーフにした落ち着いた雰囲気で、小田原観光の宿泊場所としておすすめ。シングルやツインなどシチュエーションに合わせて選べる客室の窓からは、小田原の町並みを一望できます。また、なかにはより宿場町の雰囲気を楽しめる“旅籠(はたご)”をイメージした客室も。より小田原らしさを感じたい人は、ぜひ泊まってみてくださいね。毎日箱根湯本から運ばれてくる温泉や地元の食材を使った料理も魅力的です。
最上階はレストランと展望市民広場が広がるくつろぎの空間。広場には足湯が設置されて、歩き回って疲れた足をじんわりと癒してくれます。小田原城主も眺めた城下町の風景を見ながら、家族や友達、恋人とゆっくりおしゃべりするのにも良さそうです。
おわりに
グランドオープンを前に、図書館と子育て支援センターはすでにプレオープンしています。12月の開業が待ちきれない人は、一足先にそちらを利用してみるのもいいかもしれませんね。小田原の新しい観光スポットに期待しましょう。