はじめに
大人から子供まで男女問わず人気の「ジブリアニメ」。あなたはどんな作品が好きですか?
ジブリシリーズの中でも初恋の甘酸っぱさがきゅんとくる映画『耳をすませば』の監督を務めたほか、数々のジブリ作品のアニメーターとして活躍した近藤喜文(こんどうよしふみ)さん。
その軌跡を追った展覧会が、現在佐賀県の県立美術館で12月4日まで開催されています。ジブリ展が佐賀県で開催されるのは初。その見どころをご紹介します。
ジブリ映画『耳をすませば』の監督・近藤喜文さんとは?
近藤喜文さんは、新潟県出身のアニメーター、アニメーション監督です。
1987年にスタジオジブリに入社し、『魔女の宅急便』『紅の豚』『平成合戦ぽんぽこ』などの数々の名作に携わり、監督・宮崎駿さんと高畑勲さんから信頼されていた人物でもあります。
そして、1995年に『耳をすませば』で映画監督デビューをし、大成功を収めましたが、1998年に45歳という若さでこの世を去りました。
リアルな描写を得意とし、その腕前から近藤さんを宮崎監督と高畑監督で取り合ったという逸話も残っています。繊細な感覚を併せ持ち、仕事に妥協を許さないその姿勢は多くのアニメーターに影響を与えたといわれています。
「この男がジブリを支えた。近藤喜文展」とは?
現在、佐賀県県立美術館にて、「この男がジブリを支えた。近藤喜文展 」が開催されています。
スタジオジブリの全面的な協力によって、近藤喜文さんが描いてきた数々の人気キャラクターのデザインやアニメーション原画、スケッチ、イメージボードなどの作品を展示しています。
ジブリファンはもちろんのこと、ジブリ作品を見たことがある方なら一度は見たことのあるキャラクターが居ますよ。
◆この男がジブリを支えた。近藤喜文展
展示期間:10月7日~12月4日(毎週月曜日休館)
※但し、10月10日(月曜日・祝日)は開館し、10月11日(火曜日)を休館
営業時間:9:30~18:00
会場:佐賀県立美術館2号・3号・4号展示室
観覧料:前売り券1,000円(税込)、当日券1,200円(税込)
問い合わせ先:0952-23-9112(サガテレビ事業企画部内)
佐賀県立美術館へのアクセス方法
◆公共交通機関を利用する場合
佐賀駅バスセンターより、1番乗り場から出る「(準急)佐賀空港行」または、3番乗り場から出る「【24】平松循環」・「【25】広江・輪崎に乗車し、「博物館前」バス停にて下車後すぐです。
もしくは、3番乗り場から出る「2・20・21・23・28・29」番のバスか、4番乗り場から出る「3・4・18・27」のバスに乗車し、県庁前バス停にて下車後、徒歩約10分ほどで到着します。
◆車を利用する場合
佐賀大和ICを降りて263号線に乗って佐賀市外方面へと向かいます。
その後、「佐賀大和IC交差点」を道なりに右に進み、「機動隊前交差点」のY字路を右へと進みます。
「多布施1丁目交差点」を右折して道なりにすすみ、「与賀町交差点」を左折して264号線に入り、「郵便局前交差点」を右折します。
道なりに進み、「栄城交差点」を右折後、左手側に佐賀城公園奥に駐車場があります。
◆佐賀県立美術館
住所: 佐賀県佐賀市城内1-15-23
電話番号:0952-24-3947
営業時間:9:30~18:00
定休日:月曜日
佐賀県立美術館・「この男がジブリを支えた。近藤喜文展 」
ジブリを見て満足したら、シシリアンライスはいかが?
「この男がジブリを支えた。近藤喜文展 」を見てジブリの世界を楽しんだあとは、佐賀県のB級グルメ「シシリアンライス」を食べてみませんか?
佐賀県立博物館の1階に併設している「CAFE TRES」は、地元佐賀県の生産者たちの野菜を使用した料理を食べることができます。もちろん、シシリアンライスもありますよ。
店内はモダンで明るく、地元で育った旬の食材を使用してお料理が作られています。旬を大事にしたメニューの数々が揃っているお店です。
◆CAFE TRES
住所:佐賀県佐賀市城内1-15-23 佐賀県立博物館1F
電話番号:0952-37-8402
営業時間: 9:30~18:00
定休日:月曜日・博物館休館日
CAFE TRES
おわりに
『もののけ姫』が最期の作画監督作品となった近藤さんは、ジブリ作品だけでなく、宮崎駿監督がスタジオジブリを作る前に作った『パンダコパンダ』や『名探偵ホームズ』などの作品にも携わっています。
ぜひ、近藤さんが作り上げたジブリの世界を感じてみてくださいね。