はじめに
兵庫・神戸にある「六甲オルゴールミュージアム」では、特別展「からくり人形~麗しきオートマタの世界~」が、5月14日(金)から7月14日(水)まで開催されます。西洋のからくり人形=オートマタの実演が楽しめるほか、コンサートなども用意されているので、この機会にぜひ訪れてみてください。特別展「からくり人形~麗しきオートマタの世界~」
兵庫・神戸にある「六甲オルゴールミュージアム」で5月14日(金)から7月14日(水)まで開催される特別展「からくり人形~麗しきオートマタの世界~」は、“オートマタ”と呼ばれている西洋のからくり人形を展示、実演する展覧会です。通常は1~2時間ごとに1体の実演がされていますが、期間中は集中的にオートマタが楽しめるように1時間ごとに行われる1回の実演で4~5点ずつ、時間にして15分ほどの実演となります。普段から所蔵しているコレクションのほか、この特別展のためにセレクトされたストーリー性のある動きをするものや、ビスクドールのものなど、見目麗しいものが揃います。
オートマタ
オートマタは機械人形、自動人形とも訳されますが、オルゴールが組み込まれているので動きとともに音色も楽しめる西洋のからくり人形です。オルゴールの歴史に関わりが深いため、オルゴールミュージアムなどでも所蔵されていることが多く、「六甲オルゴールミュージアム」でも普段から人気のあるコレクションです。オートマタは19世紀から20世紀初頭にかけて最盛期を迎えたので、19世紀に上流階級の女性たちの間で流行したアンティーク・ビスクドールのオートマタもあり、特別展限定で展示されます。
ストーリー性のあるからくり人形
オートマタは、オルゴールに合わせてストーリー性のある動きをするものも多くあります。「六甲オルゴールミュージアム」で開催される「からくり人形~麗しきオートマタの世界~」にて展示される「エクリヴァン」もそのひとつで、オルゴールの音色に合わせて灯りのついたデスクでピエロが手紙を書くという動きをします。ランプがついているので夜と思われ、ピエロは何度か眠りそうになりながらも手紙を書き進めます。そのほかにもポピュラーなものが「シンギングバード」で、鳥かごの中のカナリヤやナイチンゲールがくちばしや羽などを動かしながら本物のような声で鳴くオートマタとなっています。
オルゴールコンサートも必聴
特別展「からくり人形~麗しきオートマタの世界~」では1時間ごとに15分ほどの実演を聴くことができますが、毎時零分からもコンサートが実施されます。館内のホールにて、アンティークオルゴールや大きなオルゴール、自動演奏機などのコンサートが開かれます。また、併設されているウィーン風のカフェ「シュトラウス・カフェ」でもオルゴールを聴きながらの食事やコーヒータイムが楽しめるほか、今の時期にはテラス席でも気持ちのいい時間が過ごせます。
◆からくり人形~麗しきオートマタの世界~
場所:六甲オルゴールミュージアム
電話番号:078-891-1284
会期:2021年5月14日(金)~7月14日(水)
営業時間:10:00~17:00(16:20受付終了)
定休日:木曜日
料金:大人(中学生以上)1,050円 小人(4歳~小学生)530円