はじめに
世界遺産登録され、群馬県富岡市にある富岡製糸場(とみおかせいしじょう)の見どころをご紹介します。
メイン施設だけでなく、定期的に行われる体験イベントや展示販売コーナーなどもお伝えします。
群馬県富岡市の観光スポット「富岡製糸場」の見どころ①メイン施設の絹糸場
富岡製糸場のメイン施設とも言われる絹糸場では、施設の中でも一番の広さを持つ場所です。
当時、ヨーロッパの新しい建築技術であった「トラス構造」という建築工法で、建物の内部が作られました。
そのため柱がなくても、300人もの女性が横一列に並びになれる広さがありました。
現在見学するだけでも、繭から糸を取り出す作業を一斉にこなしている風景が容易に想像できます。
広い空間のため、誰も人がいない時の空間は圧巻の一言です。
群馬県富岡市の観光スポット「富岡製糸場」の見どころ②美術品のような建物
「富岡製糸場」は、建物の内部や窓に使われているガラスや積み上げているレンガの並び方など美しい部分が多いため、大きな美術品のような建物でもあります。
窓ガラスはヨーロッパから輸入された繊細な板ガラスを使っており、光をたくさん取り込めるガラスです。
建物に使われているレンガは、積み上げ方に特徴があります。
レンガの長辺と短辺を交互に外へ向ける「フランス積み」で、美しく見えるように積み上げられています。
群馬県富岡市の観光スポット「富岡製糸場」の見どころ③定期イベントや特別イベント
「富岡製糸場」では定期イベントや特別イベントが開催されています。
毎週土・日・祝日は、座繰り器と呼ばれる器械を使って、繭から糸をたぐり、糸枠に巻き取る、座操り(ざぐり)の体験ができます。
毎週木曜日・金曜日は、明治5年創業当時に使っていたフランス式繰糸器を使った糸取りの実演を見ることができます。
富岡製糸場開場日には、生きているカイコの生態展示もされています。
期間限定の特別イベントは、夏休みにまゆクラフトのワークショップなどが決まった曜日に1日8回程、開催されています。
群馬県富岡市の観光スポット「富岡製糸場」の見どころ④絹製品の展示や販売コーナー
「富岡製糸場」には、豊岡の生糸を使ったシルク製品の展示コーナーと販売コーナーがあります。
展示コーナーでは、2008年7月に北海道・洞爺湖で開催された主要国首脳会議(G8サミット)の記念品であったシルクタペストリーなどの絹織物が展示されています。
販売コーナーではシルクオーガンジーストール『Akebono』やブックカバーやカード入れなどの小物が購入できます。
◆富岡製糸場
住所:群馬県富岡市富岡1-1
電話番号:0274-64-0005
営業時間:9:00~17:00
定休日:12月29日~12月31日、不定休
富岡製糸場
おわりに
世界遺産でもある富岡製糸場の見どころをご紹介しました。
自分が体験したいイベントを確認して、参加できる曜日に足を運んでみてください。
販売コーナーにあるシルクのストールなども一見の価値ありです。