はじめに
「がね」と呼ばれる鹿児島県の郷土料理を知っていますか? 鹿児島の名産・サツマイモを使ったかき揚げのような料理で、揚がった姿がカニに似ていることから、鹿児島弁でカニを表す「がね」と呼ばれるようになったそうです。その味や食感は家庭ごとに異なり個性豊かで、子どものおやつとして、またはお酒のアテとして、広く地元民に親しまれています。今回は、サクサクに加えてもちっとした食感に仕上がる「がね」のつくり方を、旅色セレクション編集部がご紹介します。
“サクもち”に仕上がる材料
(約10個分)
サツマイモ・・・300g
小麦粉・・・150g
米粉・・・100g
水・・・100cc
砂糖・・・大1
塩・・・小1
小麦粉と米粉は2:1が基本ですが、もちっと食感に仕上げるため米粉を少し多めに入れるのがポイントです! 鹿児島のサツマイモは甘みが強いので、味付けは少量で。ニンジンやニラやタマネギなど、ほかの野菜を入れてもOKです。
たった3ステップの簡単レシピ
【STEP1】切る
サツマイモは短冊状にカットしていきます。切る前に電子レンジで軽く温めると柔らかくなって切りやすく、揚げ時間も短縮できるのでおすすめです。
切れたものがこちら。
【STEP2】混ぜる
サツマイモ以外の材料を混ぜ合わせ、衣をつくります。水は調節しながら少しずつ入れましょう。
もちもちに仕上げるためにはこのくらいの固さがおすすめです。衣ができたら先ほどのサツマイモもあわせましょう。
【STEP3】揚げる
お玉一杯ずつタネをすくい、160℃の油で揚げていきます。低~中温で15分程度、じっくり揚げるのがもちもちに仕上げるポイントです!
衣がきつね色になったら取り出します。
サツマイモがぎっしり詰まっていておいしそう!
完成~。
おわりに
鹿児島のサツマイモを伝統の味でいただける郷土料理「がね」。3ステップで誰でもつくれて、おやつ感覚でいつでもパクっと食べられてしまうので、ぜひつくってみてくださいね。
■旅色セレクションとは
日本全国、地方の魅力を深堀りして伝える旅色別冊シリーズ。ざまざまな地域の観光情報や特産品、ディープなスポットなどをご紹介しています。
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