はじめに
近年評価が高まってきている日本のワインですが、なかでも「日本ワイン」は、国産のブドウを100%使用しているもののことを指し、他国のブドウを使って国内で作った「国産ワイン」とは区別されています。 そんな原材料にこだわった「日本ワイン」の製造元、青空に緑が映えるブドウ畑の景色も堪能できるワイナリーをご紹介します!
北アルプスの雄大景色を望む「安曇野ワイナリー」(長野)
長野県のほぼ中央に位置する「安曇野ワイナリー」は、豊かな自然の中のワイナリーです。
西には北アルプスの雄大な景色を望み、四季折々の絶景も眺められるので眺望豊かなレジャー施設としても十分に楽しめます。ワイナリーでは、収穫するブドウの香り、味、風味を表現する専門用語「テロワール」を意識したワイン造りが行われています。
安曇野は、山に囲まれ水はけがよい土地であることに加え、日当たりのよさ、寒暖の差の大きさなど、ブドウ造りに適した土地です。この自社畑で収穫されたブドウを使ったワインを、たっぷりと堪能できます。
常時見学可のワインセラーに常時4~5種類が用意されている無料の試飲カウンター、さらに充実の種類が味わえる有料試飲カウンター、オリジナルワインや地元の食材を使った料理やドリンクが楽しめるカフェ、畑を眺めながらソフトクリームなどを味わえるテラスなどの施設がそろっています。
◆安曇野ワイナリー
住所:長野県安曇野市三郷小倉6687-5
電話番号:0263-77-7700
営業時間:9:00~17:30(時期により異なる)
定休日:無休
12月31日~翌1月1日休
[tabiiro-gadget]201283[/tabiiro-gadget]
開放的な試飲室でゆったり味わう「ふなおワイナリー」(岡山)
フルーツ王国ともいわれる岡山県の倉敷にある「ふなおワイナリー」は、ブドウ畑が広がる丘陵地帯に位置しています。2016年に倉敷大橋が開通したことで、倉敷市街からのアクセスもよくなりました。船穂町で作られているこだわりの品種「マスカット・オブ・アレキサンドリア」は、「果実の女王」や「ブドウの芸術品」とも呼ばれている味わい豊かで気品のあるマスカット。その中でも最高級にランクされる大粒のマスカットのみを使用したワインを味わうことができます。
購入はもちろん、マスカット栽培の歴史からワイン造りの様子までが見学できるほか、芝生に面した開放的な試飲室でワインを試飲することができます。
◆ふなおワイナリー
住所:岡山県倉敷市船穂町水江611-2
電話番号:086-552-9789
営業時間:9:30~16:30
定休日:12月29日~1月3日
[tabiiro-gadget]305309[/tabiiro-gadget]
レストランでワインとのマリアージュも楽しめる「久住ワイナリー」(大分県)
大分県のくじゅう連山を背に佇む「久住ワイナリー」は、どこまでも続く一面のブドウ畑が雄大な標高850メートルの高原ワイナリー。寒暖の差が大きいことから、複雑な香味成分を作り出すといわれる6ヘクタールもの自営農園では、ピノノワールやシャルドネを使ったワインが生み出されています。
辛口、甘口、ロゼ、赤、白、スパークリングとさまざまなバリエーションのワインの試飲ができるほか、ブドウ屋さんならではの濃厚なブドウジュースも魅力的。石窯で焼いた石窯ピザなど、自社製ワインにぴったりのイタリアンが食べられるレストランも併設されているので、家族みんなで1日楽しむことができます。
◆久住ワイナリー
住所:大分県竹田市久住町久住3990-1
電話番号:0974-76-1002
営業時間:売店10:00~18:00(閉店、12~翌3月は~17:00<閉店>)
レストラン11:00~17:00(L.O.、12~翌3月は~16:30<L.O.>)
[tabiiro-gadget]202073[/tabiiro-gadget]
おわりに
青空に映えるブドウ畑の絶景と、国産ブドウ100%の「日本ワイン」が楽しめるワイナリーをご紹介しました。「飲み旅本。」では、熊本出身の女優・橋本愛さんが熊本のワインとおつまみを巡る旅をレポートしています。みなさんもぜひワインを目的に旅に出かけてみて。