はじめに
少しずつ涼しくなり、外遊びに最適な季節到来! 今、大阪エリアには、魅力的なコンセプトや施設を持つ、大人も満足できる公園が続々登場しています。遠出が難しい今年の秋は、近場の公園に出かけて、新しい楽しみ方を見つけてみませんか。
Text:アントレース
大阪にいながらビーチリゾート気分! 「SENNAN LONG PARK(センナンロングパーク)」(泉南市)
2020年7月、大阪湾に臨むりんくうエリアにオープンした「SENNAN LONG PARK」。アクティビティエリア、マルシェエリアなど4つのエリアに分かれたパーク内では、アスレチックやキャンプ、グルメや温泉まで、多彩なレジャーを楽しめます。
なかでも注目は、本格中華からハンバーガー、BBQまで、こだわりの飲食店が並ぶコミュニティエリア。水着来店もOKなテラス席を用意しているお店も多く、潮風を感じながら食事を楽しむことができます。
椰子の木が並ぶ海辺は、歩くだけでもビーチリゾート気分が味わえ、大阪にいることを忘れてしまいそう! 夕日が沈む時間帯はさらにロマンチックな雰囲気になり、デートにもおすすめです。
◆泉南りんくう公園・SENNAN LONG PARK
住所:大阪府泉南市りんくう南浜2-201
アクセス:梅田駅⇒[御堂筋線約10分]⇒難波駅⇒[南海線約45分]⇒樽井駅から徒歩約15分
世界最大規模のアスレチックがオープンした「万博記念公園」(吹田市)
写真提供:大阪府
太陽の塔がシンボルの万博記念公園には、今年3月、世界最大規模を誇るアスレチック施設「万博BEAST」がニューオープン!
高さ24m、4階建てのアスレチックタワーでは、全120種類のアトラクションにチャレンジできます。ゆらゆら揺れる吊り橋あり、スリル満点のターザンロープありと本格的なコースで、完全制覇するためにリピートする人も多いようです。
最上階には天空回廊があり、公園全体を見渡せる眺めも最高! アスレチックを楽しんだ後は、公園内の日本庭園や自然文化園を散策するのもおすすめです。
◆万博記念公園
住所:大阪府吹田市千里万博公園
TEL:0120-1970-89/06ー6877-7387(万博記念公園コールセンター)
入園料:大人260円、小中学生80円(自然文化園、日本庭園共通)
万博BEAST料金:大人(中学生以上)3,500円、子ども(小学生以下)3,000円、天空回廊1回500円
アクセス:梅田駅⇒[御堂筋線約20分]⇒千里中央駅⇒[大阪モノレール約10分]⇒万博記念公園駅から徒歩約5分
憩いの芝生広場が広がる都会のオアシス「てんしば」(大阪市天王寺区)
各線天王寺駅・近鉄大阪阿部野橋駅からすぐの、大阪天王寺公園エントランスエリア「てんしば」は、約7,000㎡の芝生広場が広がる都会の憩いの場。2015年に開業し、エリア内にはレストランやカフェ、子どもの遊び場やフットサルコートもあり、家族連れや若者グループで賑わいます。
また、公園内にある「産直市場よってって」には、地元大阪産の新鮮な野菜や果物がずらり。旬のフルーツで作ったソフトクリームなどを楽しめる「よってってカフェ」も併設しています
天王寺エリアでのショッピングや観光を楽しんだ後にも、気軽に立ち寄れる「てんしば」。都会のど真ん中で芝生に寝転ぶ、という贅沢を味わってみてはいかがですか。
◆大阪天王寺公園エントランスエリア「てんしば」
住所:大阪府大阪市天王寺区茶臼山町5 天王寺公園内
TEL:06-6773-0860(てんしば管理事務所)
アクセス:大阪駅⇒[JR大阪環状線約25分]⇒天王寺駅から徒歩すぐ
街中でキャンプを楽しめる「大蓮公園」(堺市)
堺市の大蓮公園内には、2020年8月、世界的建築家・槇文彦設計の「旧泉北すえむら資料館」をリノベーションした「THE PARK OHASU」がオープン。カフェを併設した私設図書館として利用でき、屋上ではルーフトップBBQが楽しめます。
手ぶらでもOKなルーフトップBBQでは、レンタル品にはすべて人気アウトドアブランド「Snow Peak」のギアを採用。「ワインに合うキャンプご飯」をコンセプトに、日本アーバンワイナリーのパイオニア・フジマル醸造所プロデュースのこだわりのキャンプ料理を味わえます。ワインのほか、クラフトビールの量り売りもあり、まさに大人BBQを満喫したい人にぴったり!
公園内にはキャンプサイトも登場し、こちらも手ぶらで本格キャンプが体験できるので、ビギナーにもおすすめです。
◆大蓮公園
住所:大阪府堺市南区若松台2丁目5
TEL:072-249-0082
アクセス:大阪駅⇒[関空快速約15分]⇒新今宮駅⇒[南海高野線約25分]⇒泉ケ丘駅から徒歩約15分
物語の世界に没頭できる「中之島公園内・こども本の森 中之島」(大阪市北区)
2020年7月、中之島公園内にオープンした文化施設・「こども本の森 中之島」。建築家・安藤忠雄氏が設計した建物内は、3フロア分の壁がすべて本棚になっています。まさに「本の森」のなかにいるような感覚で、木目が美しい大階段、窓際のソファや吹き抜けスペース、さらに外の芝生やベンチでも(中之島公園内に限る)、自分の好きな場所で読書を楽しむことができます。
書架のところどころには、ある本の印象的なアフォリズム(短文)を抽出し、立体的に掲出した「言葉の彫刻」があり、物語へいざなってくれます。
基本的には、子どもたちの日常や好奇心に寄り添った本がラインナップされていますが、絵本は大人になった今読んでも心に響くものも多くあります。そして、本に囲まれた空間や建築美を味わい、そこで読書に没頭する時間は、大人にとっても得難い体験になるはず。親子で訪れてみてはいかがでしょう?
◆こども本の森 中之島
住所:大阪府大阪市北区中之島1-1-28(中之島公園内)
TEL:06-6204-0808
アクセス:大阪駅⇒[大阪環状線約10分]⇒京橋駅⇒[京阪本線約5分]⇒北浜駅から徒歩すぐ
※現在入館には事前予約が必要です。
おわりに
遊具やピクニックを楽しむだけじゃない、プラスαの魅力を持つ公園は、近場でも非日常を体験させてくれます。思い立ったらすぐに出かけられる距離だから、何度も足を運んでその魅力を味わい尽くしてみたいですね。