はじめに
元祖ゆるキャラ・ひこにゃんでお馴染みの「彦根城」。天守が現存する全国12の城の一つで、天守は国宝に指定されています。お城に興味がないという方も行ってみたくなる、その魅力をご紹介します。
滋賀県を代表する観光スポット!名城「彦根城」の歴史
赤鬼として恐れられていた近江彦根藩第2代藩主・井伊直政の長男・井伊直勝と、次男・井伊直孝によって築城された「彦根城」は、20年もの歳月をかけ、1622年ごろに完成しました。天下の名城と評され、その美しい姿から琵琶湖八景のひとつにも数えられています。
戦火や廃城令などの危機もありましたが、その美しい姿は健在。多くの観光客が毎年訪れる、滋賀県を代表する観光スポットとなっています。
見どころ
見どころは入母屋の屋根に唐破風を設けた三層三階の天守。天守は大津城から移築されたといい、築城から2年で完成したとされます。解体の危機にも直面した「彦根城」ですが、明治天皇の大命によって保存されることになったという逸話もあるとか。
天守は三層と低いことから、見学時にあまり体力をつかわないメリットもあります。じっくりゆっくり、目を凝らして細部まで観察してみてください。
玄宮園、馬屋、時報鐘
滋賀県の「彦根城」では、築城当時の姿を垣間見られる場所があります。
まずは城の北東に位置する「玄宮園」。1677年に造営されました。近江八景を模して造られたと言われる大名庭園です。
そのほか、1688~1703年に建てられた、日本で現存するただ一つの「城内馬屋」や日本の音風景百選に選出された、時報を告げる「時報鐘」など、江戸時代の風情を今に感じることができるスポットが多くあるのも魅力のひとつと言えるでしょう。
◆彦根城
住所:滋賀県彦根市金亀町1-1
電話番号:0749-22-2742(彦根城管理事務所)
営業時間:8:30~17:00(閉門17:30)
入場料:大人600円、小人200円/博物館とのセット券大人1,000円、小人350円/玄宮園200円
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井伊家の貴重な資料を所蔵する「彦根城博物館」
1987年、彦根城表御殿跡地に復元の意味も込めて「彦根城博物館」が建てられました。城下町として栄えた彦根の数々の歴史や文化を語る、豊富な美術工芸品や古文書とともに、彦根や彦根藩に関する資料も収集され、合わせて9万1千件を超える収蔵資料が展示されています。
大名道具の数々や復元された表御殿、江戸時代の能舞台など、見どころ満載! 「彦根城」観光の際は、ぜひ立ち寄りたい博物館です。
◆彦根城博物館
住所:滋賀県彦根市金亀町1-1
電話番号:0749-22-6100
開館時間:8:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:12月25日~31日、一部展示室は展示替え期間
入館料大人500円、小・中学生250円、企画展は別料金/彦根城とのセット券大人1,000円、小・中学生350円
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おわりに
彦根城に詳しい人もあまり詳しくない人も、行けば楽しめる滋賀県の名城「彦根城」。国宝級の美しさをもつ天守は、一度は見てみたい史跡です。
ぜひ観光の際の参考にしてみてください。