はじめに
長野県の有名な観光地「上高地」内にある池といえば「大正池」が有名ですよね。
上高地の見どころと一緒に、「大正池」の成り立ちや見どころをご紹介します。
長野県の人気観光スポット「上高地」▶︎大正池は突然現れた不思議な池だった
上高地に存在する「大正池」の成り立ちは諸説ありますが、1915年の6月6日午前に突然現れた池だと言われています。
焼岳が大噴火を起こし、噴火によって流れ出た大量の泥流によって近くの梓川がせき止められてできました。
大正池ができた当時は今の2倍ほどの大きさでしたが、1927年から発電所の溜池として使用されるようになり、今では周囲2.4kmほどの比較的小さな池となっています。
長野県の人気観光スポット「上高地」▶︎2000本以上あると言われる「立ち枯れの木」とは
大正池の見どころは、池に立つ枯れた木々です。
その数およそ2000本以上!
焼岳の噴火によって大正池ができた時に、池に水没したカラマツなどの木々が枯れて今でも残っているために、このような風景が存在しています。
年々減ってはいるものの現在でも多くの枯れ木が残り、見る者にその歴史の奥深さを感じさせています。池に映る枯れ木と合わさって、1本の長い木に見えるのも特徴です。
長野県の人気観光スポット「上高地」▶︎その他の見どころ
上高地には自然豊かな資源がたくさん残されていますが、その中から少し見どころをご紹介します。上高地のランドマーク的存在の、「河童橋」です。
上高地トレッキングの前に、この河童橋で出発の記念撮影をする人が多いほど上高地では有名なスポットです。
橋の上から梓川のきれいな流れを楽しむこともできます。
また、芥川龍之介の「河童」の小説の舞台となっていることでも知られています。
長野県の人気観光スポット「上高地」▶︎アクセス方法
上高地内はマイカー規制がされており、車の場合も電車の場合も、途中でバスに乗り換えなくてはなりません。
車の場合は松本ICを降りて、沢渡駐車場か平湯駐車場に車を置いてバスかタクシーなどで向かうルートとなります。
電車の場合、最寄り駅というものがないので、JR松本駅から路線バスを利用することになります。この場合、バスの本数は少ないですが駐車場を経由せず直接上高地に行くことができます。
車が入れないようになっているからこそ、この美しい風景が保たれているんですね。
◆上高地
所在地:長野県松本市
上高地
おわりに
いかがでしたか?
松本市を代表する観光地のひとつ「上高地」、その中でも多くの人が訪れると言われている大正池は幻想的な雰囲気を持つとして人気を集めています。
神秘的な自然の素晴らしさを、ぜひ一度見に訪れてみてはいかがでしょうか?