はじめに
みんなと同じ旅先で、みんなと同じ経験をするだけの旅行には飽きた……というあなたにおすすめなのが、知られざる景色や文化に触れられる秘境ツアーです。今回は新潟県津南町、奈良県上北山村の2つの秘境ツアーをご紹介します。地元の人との触れ合いや、特別な体験は、都心では味わえない新たな発見を与えてくれますよ。
豪雪地で暮らす人々と老舗酒蔵の杜氏に触れる旅(新潟県津南町)
新潟県にある津南町は、日本でも有数の豪雪地帯で1年のうち約5か月も雪が積もっている地域です。「豪雪地で暮らす人々と老舗酒蔵の杜氏に触れる旅」では、津南ならではの豪雪と、津南に暮らす人々との交流が体験できます。その中でも最も雪深い秋山郷地区に宿泊して、地元の食や文化を体験します。
2018年に全国最年少町長として就任した町長・桑原悠氏や、酒蔵の杜氏も登場します。日本酒や豪雪地帯での暮らしについて知りたい人にもおすすめです。
体験が目白押し
※画像はイメージです
「豪雪地で暮らす人々と老舗酒蔵の杜氏に触れる旅」では、ここでしかできない体験が目白押しです。まずは明治40年創業、100年以上も地元の人々に愛されている苗場酒造の蔵を訪問し、仕込み作業をしている蔵の中を杜氏に案内してもらいます。見学後は、蔵の宿泊棟として使われていた施設を改築した風情ある食事会場でゼンマイを使ったけんちん汁などの地元料理と地酒を味わいます。
津南町は縄文時代の遺跡が数多く発掘されていて、実際に出土された土器に触って学べる施設があり、楽しく縄文文化を学ぶことができます。除雪作業や、スノーシューを履いて新雪の上を歩く体験をしたら、アート作家が手掛けたかまくらの中で地元の郷土料理を食べ、2次会で地元の人々と交流。最高の一日を過ごせるはず!
ツアーへの参加は、「あうたび」の公式サイトから。残りわずかのため、予約はお早めに!
◆豪雪地で暮らす人々と老舗酒蔵の杜氏に触れる旅
開催地:新潟県中魚沼郡津南町
開催日:2019年2月16日(土)〜17日(日)(1泊2日)
料金:38,000円
秘境の村とカメラさんぽ(奈良県上北山村)
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「秘境の村とカメラさんぽ」は、早春の奈良県上北山村をプロカメラマンの指導の下で撮影するツアーです。
プロカメラマンによる座学や、村内を散策しながらのカメラ教室、撮影した写真の振り返りがあるので、趣味としてのカメラをもっと極めたいという人にぴったりです。
「みつまた」であふれる広場でお花見・散策・撮影
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今回のイベントのテーマは、「 みつまたの花の咲く頃に」です。
みつまたの花とは、三又に分かれている枝先に黄色いぼんぼりの花を咲かせるもので、桜の花が咲き始める前に花開くので「春を先取りして告げる花」といわれています。そのみつまたの花があふれる広場でのお花見や写真撮影が楽しめるのが今回のツアーで、お花見弁当に抹茶、ツアー終了後にも利用できる温泉の入浴券もついています。
ツアーへの参加は「がんばろらえ!かみきた」のFacebookから。カメラを持っていない人には有料オプションで貸し出しもあるので、これを機にカメラにチャレンジしてみたい! という人もぜひ参加してみて。
◆秘境の村とカメラさんぽ
住所:奈良県吉野郡上北山村内
開催日:2019年3月16日(土)
受付時間:10:00(「道の駅 吉野路上北山」前にて)
料金:4,800円
おわりに
みんなと同じ旅先ではつまらない……という人向けに、新潟と奈良で開催される秘境ツアーをご紹介しました。さまざまな体験ができる旅は、観光だけじゃない、地方ならではの旅の醍醐味を教えてくれるはずです。