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リゾートホテル運営のロイヤルオークリゾート、負債額50億円で自己破産を申請 2番目の大規模倒産


滋賀県大津市のリゾートホテル「ロイヤルオークホテル スパ&ガーデンズ」を運営するロイヤルオークリゾートは 4 月28 日付で、大津地裁に自己破産を申請したことが帝国データバンクの調べて明らかになった。負債総額は約 50 億円で新型コロナウイルス関連倒産としては過去2番目の規模。


琵琶湖畔に位置する滞在型アーバンリゾートホテルだったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う宿泊客の大幅減で、直近は稼働率が大きく落ち込んでいた。滋賀県内でのコロナ関連の経営破綻は初めて。パートアルバイトを含む従業員 220 名は全員解雇となった。


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同ホテルは1990年に開業し、バブル崩壊の影響で運営会社が経営破綻。ロイヤルオークリゾートが取得して2003年に営業を再開した。


株式会社ロイヤルオークリゾートは、1990 年 5 月にオープンした「ロイヤルオークホテル」の経営を目的として 2002 年 3 月に設立。2006年に「ロイヤルオークホテルスパ&ガーデンズ」としてリニューアルオープンし、国内外の旅行者が増加した 2014 年 3 月期の年収入高は約 31 億 2000 万円を計上。


リニューアルオープンしたスパ施設は、西日本最大級の規模でクリスタルアワードジャパン「日本のトップ10スパ」を受賞するなど、高い評価を得ていた。最近では、ドッグランの開業やダーツマシンの導入など先進的な取り組みも目立つ。


しかし、ロイヤルオークリゾートの全身となるロイヤルオークシガが約 38 億円の負債を抱えて 2004 年に破産手続きを受けたことで対外的な信用が失われたほか、権利関係が複雑に絡んでいたことで金融機関等からの必要な支援が限定されていた。


2017 年 12 月にシンガポールのファンドがロイヤルオークリゾートの全株式を取得し、経営改善を図ったものの業績悪化に歯止めがかからず、2019 年 3 月期の年収入高は約 19 億円にまで減少していた。


新型コロナウイルスの感染拡大の影響で業容が大幅に悪化したほか、新型コロナウイルスの収束が見通せないことから、今回の事態になった。


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