ホテルチェーン世界世界2位の OYO Hotels &Homes(オヨ・ホテルズ&ホームズ)は、2019年6月のアメリカ進出からわずか3か月で同社が展開するホテル施設数がアメリカ国内だけで100を上回ったことを明らかにした。
OYOは創業から6年と間もないベンチャーであるが、全世界で110万室を有する世界第2位のホテルチェーン(客室ベース)となるユニコーン企業だ。同社はビックデータやAI(人工知能)といった新しいテクノロジーをホテル業界に取り入れることで物件の契約締結にかかる時間を大幅に短縮し、驚異的な開業スピードを実現している。
OYOは、アメリカでの事業拡大に向けて330億円(約3億ドル)を投資することを発表。最先端のテクノロジーの活用を強みとする同社は、正式な進出から3か月という短期間で100施設というマイルストーンを達成するに至った。
OYOによると現在、1日に1施設または複数のホテルをオープンしており、4,000人以上の雇用を創出。OYOは、ダラス、ヒューストン、ロサンゼルス、シアトル、アトランタ、マイアミなど21以上の州と60都市で7月には112のホテルをオープン。OYOは今後もアメリカ全域で成長を続け、質の高い宿泊サービスを提供していく考えだ。
OYOは2019年8月に、アメリカ・ラスベガスにあるフーターズ カジノ ホテル(Hooters Casino Hotel)を買収し、OYOブランドの名を冠したホテル「OYO Hotel&Casino Las Vegas」へとリブランディングすることを発表。
同社がオープンする OYO Hotel&Casino Las Vegas は、19フロアの657部屋からなり、35,000平方フィートのカジノに加えて2つの有名レストラン、4つのバー、フィットネスセンター、屋外プールを併設する大型ホテル。OYOにとってアメリカ初の旗艦ホテルとして位置付けられる重要なホテルだ。
アメリカ進出から3か月で100施設を突破するなど快進撃を続けるOYOは、インド発のユニコーンとしてアメリカでもその存在感を示すことになりそうだ。
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