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民泊仲介サイト「Airbnb」創業10年目へ 「クレイジー」だといわれたサービスが利用者3億人突破へ




民泊仲介サイト「Airbnb」創業10年目へ 「クレイジー」だといわれたサービスが利用者3億人突破へ

民泊仲介サイトのAirbnb(エアービーアンドビー)は米国時間8月10日にプレスルームを更新し、現在のAirbnbの前身となるAirbedandbreakfast(エアーベッド・アンド・ブレックファスト)のローンチから10年目となったことを明らかにした。


Airbnb共同創業者のブライアン・チェスキー氏は米国時間8月11日に「10年前の今日、Airbnbをローンチした」とツイートし、多くのユーザーからお祝いのコメントが寄せられている。


Airbnbという名前の由来は、エアーベッド(Airbed)と朝食(Breakfast)を意味する開始当初のAirbedandbreakfast.comというWebサイトの名前に由来している。


2008年8月に民主党全国大会にあわせてホテルの客室不足のソリューションとしてAirbnb&Breakfastを正式ローンチし80件の予約が入った。それから10年の歳月が経ちAirbnbは世界191カ国、81,000以上の都市で3億人以上が利用する巨大サービスへと変貌を遂げた。


その後Airbnbは2016年11月に、料理教室やヨガ教室、地元ガイドによる穴場ツアーなど現地の人による手作りの体験サービスをローンチ。現在は800都市で15,000人以上の体験ホストがサービス提供を行っている。


今でこそ利用者も多いAirbnbであるが、2008年当時は個人の空き部屋に旅行者を泊めるAirbnbのアイディアを「クレイジー」だと考える人が多かったという。というのも見知らぬ人をお互いに信頼することはないと考えたからだ。


「クレイジー」だといわれたAirbnbの総客室数は今や全世界500万室を超え、今や世界最大のホテルチェーンのマリオット・インターナショナル(約110万室)を超えるサービスにまで成長した。


《関連記事》Airbnb創業から全削除まで「民泊10年の歩み」 民泊は「住宅宿泊事業法」で新ステージに



 


日本では民泊を削除する一方で、世界では引き続き成長


日本では住宅宿泊事業法の施行日を前に未届け民泊をAirbnbのプラットフォーム上から削除。Airbnbは観光庁の通知を受けて宿泊予約の強制キャンセルを行ったことで、一部旅行者は訪日旅行1週間前に宿泊先がキャンセルされるなど混乱を来した。


住宅宿泊事業法に伴う混乱の中で日本国内の民泊施設は約4万件無くなったが、Airbnbの公表データによるとAirbnbの掲載リスティング数は、2017年8月の400万室から500万室へと伸びており1年で約100万室増加したことになる。


日本ではAirbnbから未届けの民泊が非アクティブ化されたニュースは大々的報じられたが、世界全体のリスティング数への影響はほとんどないようだ。


Airbnbは、2028年までに年間のゲスト数10億人突破を目指すロードマップを発表。Airbnbはその規模をさらに拡大していくことになりそうだ。


《関連記事》Airbnb、年間ゲスト数10億人を目指す新ロードマップを発表 創業10年の節目に大規模変更


本記事で利用した画像は、ブライアン・チェスキー(Brian Chesky)氏のツイート画像から


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