エアバスは、A350-900型機が、アメリカ連邦航空局(FAA)から180分超のETOPSの認可を取得したと発表した。
ETOPSは2基あるエンジンのうち1基が停止した際の代替空港までの飛行時間を定めたもので、標準となるのは180分。FAAの認可により、エンジンが1基不作動になった状態の飛行速度で最大2,000海里(3,704キロ)まで延ばすことができる。さらに、エアバスA350XWBの商業運航数が増加すれば、年末には370分のETOPSもFAAが認可する見通し。
これにより、アメリカから東南アジアやオーストラリアなど、太平洋上空を飛行する航路で、従来と比較してより直線で効率的な航路を飛行できるようになる。