フィンエアー(フィンランド航空)は、福岡〜ヘルシンキ線の就航を開始した。
5月7日にヘルシンキを出発した初便はマリメッコをデザインした特別塗装機で運航した。福岡空港では放水アーチで歓迎された。ヘルシンキ発は乗客256名と乗員13名の269名、福岡発は乗客241名、乗員13名の254名が搭乗した。
10月9日までの夏期限定で、福岡発は水・金・日曜、ヘルシンキ発は火・木・土曜の週3便を運航する。所要時間は福岡発は10時間25分、ヘルシンキ発は9時間30分で、従来と比較すると、東京/成田経由でヘルシンキ行きに乗り継ぐ場合と比較して、約3時間から5時間程度短縮される。機材はエアバスA330-300型機を使用する。いずれも日本航空(JAL)と共同運航(コードシェア)を行う。
これにより、東京/成田・大阪/関西・名古屋/中部に次いで日本国内4都市に就航することになる。福岡とヨーロッパを結ぶ路線はKLMオランダ航空が運航していたものの、運休に追い込まれており、福岡を発着する唯一のヨーロッパ線となる。
初便到着後のセレモニーは、フィンエアーのユハ・ヤルビネン最高商業責任者(CCO)は、「本日、この福岡に新規路線の運航が開始できたことを大変嬉しく思います。福岡はフィンエアーにとって日本で4番目の市場となり、フィンエアーはヨーロッパの航空会社の中で、最も多くの日本の都市に乗り入れるエアラインとなります。福岡便はヘルシンキ空港でのスムーズな乗り継ぎが可能なスケジュールとなっており、福岡とヨーロッパの約70都市をヘルシンキ経由で結びます。そして同時に、豊かな文化、美しい自然、おいしい食べ物、温かい人々に恵まれた福岡、そして九州は、ヨーロッパの人々にとって魅力的なデスティネーションとなることを確信しています」と述べた。
■ダイヤ
AY76 福岡(09:30)〜ヘルシンキ(13:55)/水・金・日
AY75 ヘルシンキ(16:30)〜福岡(08:00+1)/火・木・土
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