全日空(ANA)は、搭乗までの流れをよりシンプルでわかりやすくするための新搭乗スタイル「ANA FAST TRAVEL」の一環として、羽田空港第2ターミナルの出発カウンターのリニューアルを実施した。
出発カウンターのレイアウトは、自動チェックイン機と2015年7月に導入した自動手荷物預け機「ANA Baggage Drop」を中央に集約。目的別に集約したレイアウトにすることで、無駄のない動線をつくり、特定のカウンターの混雑を防いでいる。待ち時間を削減し、よりスムーズに出発することが可能になった。
デザインについては、自動チェックイン機エリアは青色、「ANA Baggage Drop」エリアは水色と、コーポレートカラーの青系統色が使用され、統一感のあるものとなった。案内表示には絵やピクトグラムを使用し、各エリアの上部や案内板に大きく掲示。日本人のみならず、海外の利用客にとっても分かりやすいものとなっている。
また、からだの不自由な人や手伝いが必要な人のための専用カウンター「Special Assistance」を2階中央エリアに新設した。タブレット端末を利用した手話通訳サービスを提供するほか、保安検査場をそのまま通過できる非金属性車いすを導入し、サポートが必要な乗客へのサービスも強化している。