ドバイからロシア南部のロストフ・ナ・ドヌに向かっていた、フライドバイFZ981便が、現地時間3月19日、ロストフ・ナ・ドヌで着陸に失敗した。報道によると、乗員乗客の少なくとも62人以上が死亡したとみられる。
当時、ロストフ・ナ・ドヌは強い雨が降り、風が吹いており、視界が悪い状況だった。フライトレーダー24によると、FZ981便は着陸前、ロストフ・ナ・ドヌ上空を旋回し、着陸を試みようとしたものの、やり直しを決断していた可能性が高い。
機材はボーイング737−800型機(機体番号:A6-FDN)で、機齢は約5年だった。乗客のほとんどがロシア人だったとみられている。フライドバイでは現在情報収集にあたっており、乗客の家族やメディア向けの電話窓口を開設した。
フライドバイは、ドバイを拠点とする格安航空会社(LCC)。インド、東ヨーロッパ、アフリカ、中央アジア、中東への路線を展開しており、ビジネスクラスとエコノミークラスを配置したボーイング737−800型機で運航している。