エミレーツ航空は、2016年1月22日にに日本政府が制裁を解除したイランへのサービスを継続的に拡充する。
ドバイとテヘランの間は1日4便、マシュハド線は週5便を、ボーイング777−300ER型機とボーイング777-300型機、エアバスA330-200型機で運航している。さらに、フライドバイとの接続も提供しており、アフワーズ、バンダレ・アッバース、イスファハン、ラール、シーラーズといったイランの地方都市へ、エミレーツ航空からフライドバイへの乗り継ぎではスルーバッゲージなどのサービスを提供する。
エミレーツ航空のニック・リース日本支社は、「エミレーツは現在、ドバイ-テヘラン便を1日4便、ドバイ-マシュハド便を週5便と充実したフライトを運航しており、渡航スケジュールにおいてお客様に幅広い選択肢をご用意しています。運航機材はすべてワイドボディ機で、週当たりの提供座席数は5,522席に上るほか、テヘランへの定期便では唯一ファーストクラスを設けるなど、お客様に快適なフライトを提供しています。また、日本路線はドバイでの乗り継ぎにも優れ、忙しい出張者も効率的な旅程を組むことが可能です。イランに渡航されるビジネスパーソンの皆様に、ぜひドバイ経由で行くエミレーツの快適性と利便性の高さをご体験いただければ幸いです」と述べている。
日本政府は、イラン政府と投資協定を結んだほか、日本企業が関与する資源開発や発電所建設などの案件に、日本貿易保険(NEXI)や国際協力銀行(JBIC)が合計100億ドル(約1兆1,700億円)の資金を支援し、この資金枠にイランが同額の政府保証をつける新たな投資支援の枠組みも設けられるなど、経済的な結びつきが急速に強まっている。