ソニー損保は、新成人1000名に対し「2016年新成人のカーライフ意識調査」を行い、結果を公表した。
まず最初に、運転免許を持っているかどうかについて聞いたところ、「普通自動車免許を持っている(オートマ限定)」が32.3%、「普通自動車免許を持っている(マニュアル)」が22.5%となり、運転免許の保有率は合計で54.8%となった。
男女別で見てみると男性は女性に比べ8%ほど高く、居住地別では地方は都市部よりも14%ほど高くなっている。また、男性のマニュアル普通免許保有率は37.6%対し女性は7.6%と男性のほうが圧倒的に多く、また男性でも20%の人がオートマ限定の普通免許を取得することも分かった。
続いて、車の所有状況を聞いたところ、「自分の車を持っている」が12.5%、「自分の車を購入する予定がある」が8.5%、「購入する予定はないが、いずれは欲しい」が50.4%、「購入するつもりはない」が28.6%となった。居住地別に見ると地方のほうが都市部よりも所有率が高く、また購入意欲も高くなる。
また、“若者の車離れ”と呼ばれる状況について聞いたところ、「“若者の車離れ”とは自分自身のことだ」の項目に対し、「あてはまる」が41.2%、「あてはまらない」が34.4%、「どちらとも言えない」が24.4%となりました。“車離れ”を自認している方が4割強となっていますが、“自分は車離れにあてはまらない”と考える新成人も3人に1人の割合と、車への興味は決して無くなっていないことが見られる。
一方で、「車を所有する経済的な余裕がない」との項目をみると、「あてはまる」が72.2%、「あてはまらない」が8.8%と、4人に3人の割合で経済的な余裕がないと回答しており、車に興味はあるが、経済的な余裕がないという人が多くいるということが読み取れた。
最後に購入するならどの車が欲しいか複数回答で聞いたところ、総合1位は「アクア(トヨタ)」、2位は「プリウス(トヨタ)」、3位は「BMW(3シリーズ/5シリーズなど)」の順で、2015年に好調な売れ行きとなったアクアが初の“新成人が欲しい車ナンバーワン”の座に輝いた。
男女別に見てみると、男性の1位は「BMW(3シリーズ/5シリーズなど)」、2位は「インプレッサ(スバル)」、3位は「プリウス(トヨタ)」となった。フォルクスワーゲンアウディ86と、海外メーカーの自動車やスポーツカーが上位に見られる結果に。一方で、女性の1位は「タント(ダイハツ)」、2位は「アクア(トヨタ)」、3位は「キューブ(日産)」となり、トップ10を軽自動車やコンパクトカーが独占した。