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万博イタリア館、ミケランジェロの彫像「キリストの復活」をお披露目【大阪・関西万博2025】


大阪・関西万博のイタリア館では、ミケランジェロ・ベルニーニが1600年代に完成させたとされる「キリストの復活」の彫像を展示しています。この展示はラツィオ州ウィークに合わせて始まり、会期終了の10月13日まで続けられます。高さ2メートルを超えるこの彫像は、キリストが十字架から降ろされた後の様子を描写しており、胸や手には縄や釘、槍の跡があります。もともとは1514年から1516年にかけて法皇の命で着手されましたが、一度は未完成のまま終わり、後に別の彫刻家により完成されました。この像はもともとローマの教会に保存されていましたが、2000年にミケランジェロの作品と確認されました。展示初日にはイタリア館政府代表などが参加し、華やかなセレモニーが行われました。

現在開催中の大阪・関西万博に出展しているイタリア館は、ミケランジェロ・ベルニーニの彫像「キリストの復活」の展示を、ラツィオ州ウィークに合わせてきょう5月18日から始めた。

「キリストの復活」は、キリストが十字架から降ろされた後の様子を表現した彫像。十字架を片手で抱き、手に縛り付けられていた縄と釘の跡、胸には槍で突かれた跡が残っている。高さは2メートル5センチ。

1514年から1516年ごろかけて、法皇の命により制作された。胸や手など、ほぼ完成に近い状態にまで制作を進めていたものの、顔の付近に大理石の脈が出てきたことから途中で放置されたとされる。

1600年代初頭に、未完成の状態の彫像が売りに出され、アンティーク店で購入した公爵が、別の彫刻家に完成を依頼したと言われている。一説ではジャン・ロレンツォ・ベルニーニが完成させたとみられているものの、誰が完成させたかは不明。顔の形を16世紀風に修正するなどの上で、1618年から1619年にかけて完成されたとみられている。

その後、ローマの教会にあるということは知られていたものの、2000年に歴史家によって発見され、ミケランジェロの作品であることがわかった。

これまでに複数の作品名がつけられていたものの、十字架から降ろされた後であることがわかる様子であることなどから、「キリストの復活」とされた。

現在はバッサーノ・ロマーノのサン・ヴィンチェンツォ・マルティーレ教会が所蔵し、2017年にも東京で展示されたことがある。大阪での展示は初めてで、会期終了まで展示される。

セレモニーには、万博イタリア館政府代表のマリオ・ヴァッターニ氏や、ラツィオ州知事のフランチェスコ・ロッカ氏らが出席し、テープカットで展示開始を祝った。

大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、4月13日から10月13日までの184日間、大阪・夢洲で開催されている。開場時間は毎日午前9時から午後10時まで。

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