
ロイヤルホールディングスは、2024年12月期決算を発表した。純損益は59億2,600万円の黒字で、過去最高となった。
売上高は1,521億5,000万円、営業利益は73億6,600万円、経常利益は73億1,500万円だった。期末配当は32円で、大幅な増配となった。
外食や宿泊需要が底堅く推移したほか、高付加価値戦略に伴う販売価格の上昇により、既存店で増収となった。新規出店も寄与した。仕入れ価格の高騰により、2021年比で9億円の影響を受けた。主要食材であるアメリカ産牛肉の高騰は一服したものの、第3四半期以降に米価、猛暑の影響で青果や鶏卵の価格が上昇した。
ホテル事業の売上高は350億7,200万円、経常利益は54億2,400万円でセグメント別では外食やコントラクト事業を上回った。特に第4四半期にはインバウンド需要が好調だった。稼働率は80.5%で、インバウンド比率は通期で21%、第4四半期は26%だった。
2025年12月期は、売上高1,666億円、営業利益78億円、経常利益78億円、純利益48億5,000万円を予想している。配当は維持する。
ホテルは3棟の客室や共用部を改装し、朝食会場は4店舗をリニューアルすることで、高付加価値戦略を推進する。