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大韓航空は、エアバスA350-900型機を導入した。あす1月27日から運航を開始し、まずは日本路線に導入する。
世界的に増加する旅客需要への対応、アシアナ航空との統合後のさらなるグローバル化を見据え、2024年4月に同型機6機とエアバスA350-1000型機27機の計33機を発注していた。両機種で大韓航空の既存路線すべてをカバーでき、新たな長距離路線の開拓も可能となる。
3月29日まで、ソウル/仁川〜大阪/関西線を1日2往復、ソウル/仁川〜福岡線を同1往復の1日3往復6便を運航する。今後、台北やマドリード、ローマなどへ投入を予定している。
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座席数はビジネスクラスのプレステージクラスが28席、エコノミークラス283席の計311席。プレステージクラスは「1-2-1」の全席通路に面したスタッガード配列で、座席幅は56センチ、全長は195.5センチ。モニターは18.5インチで、画面をタッチして操作できる。エコノミークラスは「3-3-3」配列で、シートピッチは81〜83センチ、座席幅は45センチ。パナソニック・エビオニクス製のeX3エンターテイメントシステムを搭載した。大韓航空が設計・製造した貨物ドアを前方、後方、バルクの3か所に設置している。
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運航開始に先駆け、2024年7月から6か月間、シンガポールにあるエアバスのアジアトレーニングセンターで、運航乗務員と教官が特別訓練を受けた。専任整備担当者チームも欧州航空安全庁(EASA)が認定する教育を複数回受講し、同型機の整備士の自社要請やエンジン整備を目的としたメーカーとの協議を行っていくという。
■ダイヤKE723 ソウル/仁川(08:50)〜大阪/関西(10:35)
KE724 大阪/関西(11:55)〜ソウル/仁川(14:00)
KE789 ソウル/仁川(13:10)〜福岡(14:40)
KE790 福岡(15:50)〜ソウル/仁川(17:20)
KE725 ソウル/仁川(15:20)〜大阪/関西(17:10)
KE726 大阪/関西(18:25)〜ソウル/仁川(20:30)