英国政府観光庁(VisitBritain)は、2024年の日本からの訪問者数が前年比50%増と急増する見通しを示した。
消費支出額は3億4,900万ポンド(前年比43%増、2019年比6%減)、訪問者数は338,000人(前年比50%増、2019年比13%減)を見込む。日本からの航空便や座席供給量が回復が続いており、予約も増加している。消費支出額は2025年、訪問者数は2026年までに2019年の水準に戻ると予測している。
最新の調査では、イギリスへの渡航を検討を検討している日本人旅行者の7割が、旅行中に映画やテレビドラマのロケ地を訪れることに興味を持っていることが分かったとしている。
5月21日に更新した全世界を対象とした予測では、支出額は物価上昇率を下回り、訪問者数の回復は2023年に頭打ちとなることを見込んでいた。
VisitBritainは11月20日から22日まで、インドのベンガルールで旅行業界関係者を招いた商談会「デスティネーション・ブリテン 中東&アジア」を開催する。日本を含むアジアや中東各国から招いたバイヤーとの商談やネットワーキングイベント、セミナーを行う。これらの市場からの訪問者の1旅行あたりの支出は1,836ポンドで、全市場の平均の2倍以上に及ぶ。