シンガポール航空は、新顧客管理システム「1Point」を導入し、デジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む。
セールスフォース・ドットコムの顧客とのやり取りなどを記録するケース管理プラットフォームの「Service Cloud」と、統合プラットフォームの「Mulesoft Anypoint Platform」を活用したシステムで、全世界の利用者の問い合わせ窓口などに、今年後半から導入する。シンガポール民間航空庁(CAAS)の航空開発基金が資金を援助し、キャップジェミニが導入をサポートする。
これにより、単一のインターフェイス上で、これまでは複数のシステムに分かれていた顧客情報などの全ての対応履歴を含めた関連情報の閲覧ができるようになる。また、ケース管理とワークフローは、人工知能や機械学習機能と統合される。
マービン・タン カスタマーサービス・オペレーション担当副社長は、「1Pointの導入は、当社のデジタルトランスフォーメーションにおける重要なステップです。これは、シンガポール航空が今後数年間で進化するお客様の要求をサポートするための新技術への投資です。また、旅行の全行程において、お客様にワールドクラスのサービスを継続して提供するという当社の強いコミットメントを確認するものでもあります。」とコメントした。
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