エイチ・アイ・エス(HIS)は3月15日、持株会社体制への移行を中止すると発表した。
旅行業と旅行関連事業を新エイチ・アイ・エスへ吸収分割により承継し、11月にも持株会社体制への移行を計画していた。同日開催の取締役会で中止を決めた。
新型コロナウイルスの影響が長引き、経営に大きな打撃を受けていることから、業績の回復には、現行の組織を維持することが当面必要であると判断した。
将来的な持株会社体制への移行は、「グループにとって必要な施策であると考えております」(HIS)として、引き続き検討を継続し、適当となった段階で改めて株主総会の承認を経て、実施するという。